ひとつでは少なすぎる。

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新社会人に向けたスーツの選び方、最低限これだけ揃えれば大丈夫

こんにちは、ヒロタカです。だんだん暖かくなって来ました。最近は春が短くなってきたこともあり、5月からクールビズになる所もありますね。

 

 

新社会人の方は入ったばかりでスーツも何を選べばよいのかなかなか悩みどころでしょう。特に最近は春秋が短く、夏冬が長いので、昔の用に春夏秋冬各三着のスーツを揃えるべし。などというのは時代遅れになってきています。

 

春から社会人になった方向けに、最新の各季節ごとのビジネススーツと冠婚葬祭用品の揃え方をまとめて見ました。

 

1.ビジネススーツは季節(夏と春秋冬)でスタイルを変えよう

昔は春夏秋冬で各季節三着のスーツをローテーションで着回せと言われていましたが、現実的ではありません。

 

秋冬春を兼用のスーツにして三着でローテーションを組みましょう。そして、真冬には、コートをマフラーなどの小物で調整することをおすすめします。夏は、体力を熱に奪われないためにも、機能性ジャケットやシャツを用いて猛暑に対応していきましょう。

 

春秋は、三着のスーツを着回せ

春秋(4月〜5月、10月〜11月)は、3着のセットアップ(上下一揃)でローテーションを組みましょう。

 

ボタンはシングルの3釦段帰りが普遍的に人気なのでそれで統一すると良いでしょう。2釦にするとウエストのシェープが急になるのでスタイルが悪く見えてしまいます。

 

色は、チャコールグレイ・ネイビー・グレイの3色がオススメです。最近は黒が流行しているようですが、黒は冠婚葬祭向けの色なので使いづらい。日常的にスーツを着るのなら黒色は避けましょう。

 

夏は、ジャケパンスタイルでジャケット一着にパンツを三本

日本の夏は、段々と高温多湿になってきています。ちょっと前ならサマーウールやシアサッカーを使った夏用スーツでも問題なかったのですが、今ではそれだと暑すぎます。

 

おすすめは機能性素材で作られた紺色のジャケットに、別売りのパンツ(スラックス)を合わせてジャケパンスタイルを作りましょう。↓みたいな感じです。

 

 

パンツの色は、ジャケットの色と合わせて考えます。濃紺のジャケットならどんな色のパンツでも合いますが、チャコールグレイやダークグレイが鉄板。夏に履くのを考えると明めのライトグレーも持っていても良いですね。

 

ジャケパンスタイルにするのは、ジャケットとパンツの消耗度の差からです。夏は沢山汗をかきます。その為、他の季節よりも早くスーツがボロボロになります。

 

特にパンツの消耗が激しいので、セットアップ(上下一揃)にすると先にパンツがくたびれてしまい、クローゼットに上着ばかりが残ることになってしまいます。

 

オシャレでなく、スーツを無駄にしないためにも、夏はジャケパンスタイルを推奨します。

 

また、夏場はジャケットを脱いで、シャツ+バンツスタイルで過ごす事も多くなると思います。そのため、普段よりもパンツを人に見られるので、よりジャストサイズにしておいた方が良いでしょう。そのほうがスタイルがより良く見えます。

 

パンツは腰回りとお尻のサイズが選択時のポイントになりますな、両方ぴったりというのはオーダーメイドでない限りはありません。そういうときは、既成のパンツのお直しをしましょう。購入店で相談すれば、あなたのジャストサイズに直してくれます。


冬は、春秋用スーツにマフラーと二種類のコートで温度調整

スーツだけだと肌寒い季節には、小物とコートで対応できます。段々と寒くなってくる11月頃はマフラーと手袋をしましょう。首周りと手首が暖められるだけで体感で2℃は違います。

 

もっと寒くなったらコートを羽織りましょう。コートは二種類。真冬向けの暖かい厚手のコートと、春先向けの薄手のコート。

 

春先向けは最悪無くてもいいですが、その場合は二三月は多少窮屈な思いをするとこになります。

 

この時期はスーツだけだと寒く、かと言って厚手のコートだと汗をかきます。日々を快適に過ごしたいのなら、ユニクロのセールなどでも良いので薄手のコートを一着準備しておきましょう。


2.シャツはオールシーズンで6枚。

シャツは冠婚葬祭向けの予備を含めて6枚揃えてあれば大丈夫です。

 

色は白よりもブルーやピンクを主体に揃えるといいです。白は清潔感がありますが、その分汗ジミなどの汚れが目立ちますので、日常使いはおすすめしません。

 

会議などの気合を入れるとき用に一枚、冠婚葬祭向けの上等な白シャツを一枚。計二枚あれば十分です。鎌倉シャツとか程よく上等で個人的には好きです。

 

残りの四枚はブルーピンクのカラーシャツで淡い色のものにしておきましょう。色が濃い目だとスーツとのバランスを考えなくては行けないので上級者向けになってしまいます。

 

淡めの色ならどんなスーツとも無難に合わせることが出来ます。同様に、柄に関してもあまり主張しないようにしましょう。強めのチェック柄やストライプ柄にしてしまいますと、スーツの柄と喧嘩してしまいます。

 

ネクタイをしない場合も含めて、襟はボタンダウンカラーがオススメです。ボタンダウンならネクタイを外しても襟が立ってくれるので、クールビズの時期でも襟がだらしなくなりません。

 

 

冠婚葬祭向けはレギュラーカラーですが、それ以外はすべてボタンダウンでも良いでしょう。

 

夏向けのビジネスシャツで快適に働こう

もし、あなたが都心部などの猛暑になる環境で働くのでしたら、夏はスーツだけでなくシャツも夏向けに衣替えしましょう。

 

夏向けの素材となると最新の化学繊維を利用した冷感素材も便利ですが、洒落っ気を出しないのなら麻(リネン)がおすすめです。硬めの素材で風通しが良いので汗がすぐに乾きます。


3.小物は極力少なく、最低限をローテーションすべし・

ネクタイはとりあえず2本あれば十分。

ネクタイはなにもしなくても段々と増えてくるので初めに揃える必要はありません。無地とピンドットの紺色のネクタイがあれば十分です。

 

おすすめはFAIRFAX(フェアファックス)。国産のネクタイブランドで下手な海外ブラン
~ドよりも高品質です。ユナイテッドアローズやBEAMSなどのセレオリネクタイは、こちらが生産を手がけていることが多いです。通常は8~9,000円くらいですが、百貨店のセールだと半額くらいに値下がりしていますのでそちらが狙い目です。

 

 

ネクタイは絹(シルク)で出来ているので家で洗濯はできませんし、仮にクリーニングに出しても絶対にほつれます。また着脱時にシャツとの摩擦で段々とほつれてくるのでそんなに長い間使うものではありません。消耗品だと思ってあまり高級なものを購入するのは止めておいたほうが良いでしょう。

 

革靴はスーツスタイルの要。必ず三足以上でローテーションすべし。

実はビジネススタイルでスーツ以上に大事なのが革靴(ビジネスシューズ)です。「足元をみる」という格言ではないですが、靴には一番お金をかけるだけの価値があります。

 

靴はストレートチップ、プレーントゥ、ウィングチップの三足を揃えましょう。すべて色は黒の内羽根式。この三足はフォーマル度の高い順に選んでいるので、この三足なら会社の面接から結婚式まですべてに出席することが出来ます。

 

靴は自分の足に合うものが一番です。高いからといって良いものではありません。実際に履いてみて、あなたの足にフィットするものがあなたにとっての良い靴です。百貨店の紳士靴売り場に行って試着を繰り返しながら購入するのが一番でしょう。

 

おすすめはスコッチグレインというブランドです。国内の靴メーカーが製造しているビジネスシューズですが、コストパフォーマンスが良くおすすめです。

 

www.too-little.com

 

この品質でこの価格は海外の靴では実現できないでしょう。アウトレット店舗なら更に割引価格で買うことが出来ます。

 

4.肌着は極力素肌がスーツを接触しないように

素肌の脂でスーツが酸化する

スーツを消耗させないためには人の肌が直接触れ合わないことが大切です。人間の皮脂や汗がスーツに付くとその部分からスーツが酸化していきます。かと言って頻繁にクリーニングに持っていくと、洗浄されるたびに生地から油分が抜けるのでこれまた消耗していきます。

 

一番良いのは、来ていながらも極力素肌がスーツの生地と接触しないことです。上半身はシャツを着ているので大丈夫ですが、下半身は通所の下着と靴下だと素肌で接触する箇所がかなりあります。

 

ステテコとロングホーズで完全防備

スーツ着用時は、極力スーツと素肌が触れ合わないようにしましょう。ユニクロのAIRism(エアリズム)ステテコはパンツの下に履くのに最適な下着です。蒸れがちな下半身を快適に保ってくれます。

 

www.uniqlo.com

 

また靴下はロングホーズ(いわゆるハイソックス)を購入しましょう。膝下まであるロングホーズならふくらはぎで引っかかるので長時間はいてもずり落ちたりすることはありません。有名メーカーはハリソン、福助などでしょうか。最近は靴下屋のメンズブランドTabioにおしゃれなロングホーズが置いてあるのでそちらもおすすめです。

 

 

5.結婚式・葬式向けには夏用のブラックスーツを用意しとこう

礼服≒ブラックスーツ

まず知ってほしいのは、冠婚葬祭用の礼服とビジネス用のブラックスーツは、明らかに違いがあるので兼用することは出来ないということを覚えておいて下さい。使用する糸の番手の違いだと思うのですが、同じ黒でも礼服のほうが明らかに色が濃く艶があります。

 

特に屋外で日光にあたると、光の照り返しのあるなしで礼服なのかそうでないのかが一目瞭然なので注意しましょう。

 

量販店に行けば通常のビジネススーツコーナとは別のところに冠婚葬祭用のスーツが一式揃っていますのでそちらで一式揃えましょう。

 

とはいっても、必要なのはスーツとネクタイとハンカチーフだけで十分です。カフリンクスやネクタイピンを勧められるかもしれませんが必要ないです。

 

スーツは夏用が一着あれば十分です。冬場はどうせコートを着ますし、実際の式は屋内で行われるのでエアコンが効いています。となると夏は涼しいですし、逆に冬場は暑いかもしれません。どちらにしろ夏用の礼服一着あればオールシーズンの式すべてに対応可能です。

 

ネクタイは黒とシルバーの2本を購入しておきましょう。お葬式などの場合は黒。結婚式などの場合はシルバーを着用すれば国内では問題ありません。

 

余裕があったらシルクのハンカチーフを購入しておきましょう。結婚式に招待された際には胸元にシルクのハンカチーフを刺すのが礼儀です。一枚千円ぐらいなので余裕があれば是非。



6.まとめ

 

長々と書いてきましたが、まとめると

 

・夏はジャケパンスタイル(ジャケット一着、パンツ三枚)、
・春秋冬はスーツ三着(気温はマフラーやコートで調整)
・シャツは予備を入れて六枚。色は淡いブルーピンクを中心にする。
・ネクタイ2本、革靴は3足
・ステテコとロングホーズで素肌とスーツに境界線を作る
・礼服とブラックスーツは違うので、夏用の礼服を一着用意しておく
・ネクタイは黒とシルバーを各一本
・出来たらシルクのハンカチーフ

 

となります。基本が出来てきたら自分なりの個性を出して行くのが言いて思いますが、それは上級者だから出来ることなので、まずは最低限のものを揃えて、なんとなく理解してけば良いと思います。