子供が生まれて、僕の中ではアーリーリタイアという選択肢が、今から選べる中では最良の選択肢では無いか、と考えるようになりました。
ちょっと前までは、定年まで今働いている会社に勤め上げるのが最良の選択だと思っていましたが、今では、如何に速く会社を辞めて、セミリタイアを達成できないかと、その方法を考えています。
というのも、気づいたのですが、会社に勤めるということは、人生の半分近くを会社任せにする、ということなんです。
たとえば、8時間労働。これは、一日の活動時間の半分以上です。これでは好きなゲームも出来やしない。また、家を買いたくても転勤が怖くて手を出せない。
そうやって、人生の選択肢に常に会社という存在が入ってきます。その一方で、業績が悪くなればリストラ。不祥事があれば、従業員が勝手にやったこと。あなたが思っているほど、会社は社員にやさしくありません。
会社に人生を捧げても、自分の思ったほど楽しい人生は送れないでしょう。自分の最良の人生を生きるためにも、アーリーリタイアメントを、すべての社会人は目指すべきだと思います。
会社は、あなたを守ってくれない
一般的に、日本企業は、社員を大切にすると言われています。ただ、それは決して優しさや愛情などではありません。あなたが会社の命令に従う、都合の良い存在だからこそ、手放そうとしないだけです。
たとえば、住むところ。
本当は、自然豊かな場所に暮らしたかったけど、職場の場所を考えて通勤しやすい都内に家を買う。また、せっかくローンを組んで家を買ったのに、転勤の辞令を受けたために家族揃って引っ越しをする(もしくは、あなた一人だけ、寂しく単身赴任をする)。
こうやって、あなたの住む場所を選ぶという人生の大事な選択を、会社はあなたから奪っていきます。
あなたが、会社の命令を唯々諾々と、身を犠牲にして実行してくれるかぎり、会社はあなたを雇用してくれるでしょう。ただそれは、けっしてあなたを守っているわけではありません。
人生を会社にコントロールされる
会社に人生を預けてしまうと、様々なことに制約が掛かります。住居、給料、労働時間、etcetc。
特に重要なのは、仕事を通じて得られる経験やスキルです。
もし、低位の仕事しか会社から与えられない状態が何年も続けば、あなたのスペックは低いままとなり、市場価値の低い存在になってしまいます。
ある時気づいて、もっと高度な仕事がしたいと思っても、もう手遅れです。転職も出来ず、同じ会社に居続けるしか選択肢がなくなります。
前述したような転勤もそうですが、会社の命令ならば、どんなことも聞かなければならなくなります。昨今の有名企業で起こる不祥事は、こういう企業の飼い殺し状態が産んだ悲劇と言えるでしょう。
低いスキルしか持てずに、いまの会社に居続けるしかない従業員に、不正を行えと命令されて、拒否する選択肢はありません。
会社に依存しない人生を目指そう
人任せにしないで、人生の選択肢を自分で選択する事が、最良の人生の送り方だと、僕は思います。好きな時間に寝起きして、好きな仕事をして、自分の良心に従った行動をとる。
そのためにも、会社に依存しない人生を目指すことが必要です。
会社に努めている限りは、そんなことは出来ません。会社の規則通りの出退勤をして、自分の興味の持てない、大したスキルもつかない仕事をする。時には、リストラや取引先の打ち切りなど、個人的には非人道的な行いもしないと行けない。
会社で、使えない従業員を辞めさせるように人員配置するのが得意、そういう評判の人がいました。そういう仕事で褒められるのが、良い人生だとは僕は思えません。
学生時代、両親にめしを食わせて貰っていたのと同様に、会社員で定年まで勤めるということは、少なくとも65歳までは、あなたの人生を会社という存在にコントロールされる、ということです。
そんなのは、まっぴらごめんです。僕は、自分で自分の人生を生きるためにも、アーリーリタイアメントをすべての社会人は目指すべきでしょう。
日本企業は特に閉鎖的なので、会社の常識が周りの非常識だということも、よくありますので注意しましょう。
もし、いまの自分の人生が、会社にコントロールされているかも、と感じるならば、すぐさま転職エージェントに相談するべきでしょう。
アーリーリタイアをするためにも、自分の市場価値を常に高めて、会社に飼い殺しにされない人生を選択しましょう。