こんにちは、ヒロタカです。僕は今の会社に入って経理職に配属されてから、ずーと経理業務をしています。子会社への出向なども含めて、10年以上経理で仕事をしています。
そうすると、だんだん経理が向いている人と向いていない人の差がわかってきます。
就活中の学生さんや、転職を機に経理職に就きたいなど、経理職希望の方はけっこう要ると思います。
でも、希望して経理に配属されたけど、働いてみたらイメージと違う、なんてことになったらとても残念です。
今回は、僕の思う、こういう人が経理に向いている5つのポイント、をまとめて紹介しようと思います。
細かい仕事が得意、集中力がある
今どき伝票を手書きしている会社も少ないでしょうが、経理は一円のズレも許されない仕事です。
会計帳簿は、税務では七年の保管義務があり、会社の決算書は永久保存です。つまり、あなたの切った伝票は、会社がある限り残り続けるのです。
ダブルチェック、トリプルチェックでミスが無いような仕組みが社内で作られているでしょうが、まずは伝票を切るあなたがミスをしないことが一番です。
細かい仕事が得意で、それに集中できる人の方が、経理では活躍できるでしょう。
仕事に向上心がある
経理は毎月同じ仕事、いわゆるルーチンワークが多いです。
だからといって、同じ仕事を同じ速度同じ精度で行っていれば良いわけではありません。
会社の決算を間違えずに行えた次は、どうすればより良い決算を行えるのかを考えましょう。
今まで間違えていた勘定科目を修正する。仕事のシステム化を行いミスの出にくい仕組みを作る。決算をより細かく分析して、経営への情報提供を行う。
僕の周りの仕事がよくデキる人は、プライベートでも勉強することを怠らない人が多いです。逆にその場しのぎでごまかし続ける人は、けっして周りから信頼を集めることはありません。
会社のため仕事のために、日々前向きに向上心が持てる人は、経理に向いています。
自分の考えを説明できる
経理は、会計という学問を基準としてなりたっている仕事です。
そのため、既存のやり方がすべて正しいというものではありません。前例にならっていた勘定科目が間違っていたのに気づいたならば、修正するよう指摘します。より良い決算手順を思いついたならば、すぐに打ち合わせをしましょう。
経理職の人は、仕事柄理性的な人が多いです。「あるべき論」から始めて納得するだけの理屈が立つならば、経験年数の有無に関係なくあなたの意見に耳を傾けてくれるでしょう。
経理では、周りに流されることよりも、自分の思ったことを過不足なく伝えられることが必要になります。
ひとり静かに仕事をすることが苦にならない
経理はチームワークというよりも個人仕事が多いです。
サッカーのように、みんなで一斉に何かをやる、というよりも、野球の攻撃のように一人ひとりが成果を積み上げてく仕事が多いです。
仕事がら、PCの前でえんえんと一人で作業することが多くなります。それを寂しいと思うよりも、気楽だと思える人のほうが経理業務は向いていると思います。
また、営業と違って外回りなどもほとんどありませんので、ずっと同じ場所でもストレスの溜まらない、もしくはうまく気分転換が出来る人が上手くやっていけるでしょう。
メリハリのつけられる人
上記のように、経理に向いているひとを上げていくと、「几帳面で」「真面目で」「自分勝手で」「暗い」ようなイメージが付くかもしれませんが、そんなことはありません。
経理だからといって、プライベートでもお金に几帳面なひとばかりではありませんし、暗い人ばかりでもありません。
ただ、仕事上そういうペルソナを持っている方が仕事が効率よくやれるので、仕事中はそういう態度を取っているというだけです。
良い意味で、仕事とプライベートを分けられる人のほうが経理は向いているかもしれません。
経理に向いている人のまとめ
・細かい仕事を集中力を切らずに出来る
・向上心を持って仕事を続けられる
・旧慣習に流されないで、自分の意見をキチンと述べる
・静かに自分のペースで仕事ができる。
・仕事とプライベートを別けてメリハリがつけられる
基本的に几帳面な人のほうが経理の仕事は得意だと思います。一方で、「向上心」を持って仕事をする場合は、「旧慣習」からは考えつかない自由なアイディアが有効です。
マイペースな人、趣味が多彩は人ほど、ストレス無く仕事を続けていけるでしょう。
すべてを満たしている必要はありませんし、すべて満たしているからと言って経理になりたくない人はなる必要はありません。ただ、経理で働いたほうが、他の部署よりは少しは向いているかも、という程度です。
あくまで参考程度に考えて頂けたら幸いです。
ありがとうございました。