ひとつでは少なすぎる。

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成果主義のほうが年功序列よりも100万倍良いと思った話

こんにちは、ヒロタカです。この前会社の上司達と一緒に飲みに行って、さんざん過去の苦労話を聞かされました。

 

聞いていて、全く共感できませんでしたけどね。

 

 

2時間酒を飲みながら、延々と過去の苦労話。そして仕事の愚痴。

 

もう帰りたいなあと思いながらも聞いていたのですが、ふと気づきました。

 

この人たちの不満の矛先は、年下の部下など基本的に下に向けての不満で、役員などの上に向かっての文句は全く出てきませんでした。

 

コレに気づいて僕は、「あ、うちの会社は終わってるなあ」と今更ながらに失望しましました。

 

管理職である上司たちの目線は社内評価にしか向いておらず、会社の将来などの対外的評価には決して行かなかったからです。

現状に満足して、失う事を恐れている上司

愚痴や不満が、下の方ばかりを向いているということは、経営陣のやり方、今の状態に満足している可能性が高いです。

 

特に、自分で考えずに、人に言われるがままに努力してその地位まで来た人ほど、それが顕著です。

 

そういう人ほど、過去の苦労のおかげで今の地位を手に入れることが出来たと考えています。

 

そういう人は、過去の努力によって手に入れた今の地位や収入を維持したい、ないしは失いたくないと考えます。

 

結果として、それを失うような行動を取りたがりません。

 

仕事に対しては変化を好まずに、前に評価された方法と同様の手法を取りたがります。

 

成果ではなく、行動を評価してしまう上司

不満の無い今の地位を失いたくない。自分で考えたことのない上司は、地位を失わないために前に評価されたものと同じ行動をとるようになります。

 

また、部下が出来たときにも、前に評価された方法や考え方を絶対だと考えがちです。

 

その為、こういった人は、自分の考えたとおりにやってくる、いわゆるイエスマンを評価するようになります。

 

一方で、その人に考え方を批判したり、良くするために従来の手法の改革を望む部下を煙たく思うようになります。

 

変化・破壊が評価されない会社に未来はない

「自分より苦労していないくせに、生意気な口を聞くな」と、こういう上司は思っていることでしょう。

 

ただ、時代の進歩とともに単純労働的な苦労が減るのは、当たり前です。

 

「昔は週休二日なんてなかった。携帯電話もメールもなかった」

「だから、今の奴らは苦労していない」

 

そんなことを言われても、ただの難癖にしか聞こえないでしょう。

 

技術の進歩や制度の改革とともに単純労働が減った一方で、新しい課題が会社には発生しています。

 

そしてそれは、過去のやり方が通用しなくなる、技術の陳腐化が速くなってきているのを意味します。

 

社会や他の企業は凄まじい速度で変化しているのに、社内にしか目を向けていない上司はそれに気づきもしません。

 

停滞することによって衰退が始まる

「いまや停滞は後退を意味しますから、常に前進し続けることです」

 

これはJR東日本の元社長、現相談役の大塚陸毅(おおつか・むつたけ)氏の発言です。

 

今の地位を失うことを恐れて、過去の評価にすがって同じやり方を繰り返す。そして周りにはイエスマンしかおかない。

 

変化や破壊を望む部下の発言には「過去の苦労も知らないで」と不満に思う。

 

これはまさに「停滞」のひと言です。そしてこれによって訪れるのは「衰退」です

 

これからは、行動よりも成果を評価する会社

過去の成功体験やイエスマンを評価する日本の会社のスタイルは、年功序列によるところが大きいです。

 

中央が人事権を握っているため、社長などの経営陣の影響力が強い一方で、現場レベルでの変化は期待できません。

 

一方で、アメリカ流の成果主義は、インセンティブを導入する、現場レベルに人事権があるため変革スピードが速く、社会に変化にも速く対応します。

 

現代では、単純な利益主義ではなく、グーグルなどが採用しているOKR(目標と主な結果)など、チームプレイを加えた評価方法もあります。

 

一時期マスメディアによってとぼしめられた成果主義ですが、衰退している今の日本経済を変革するためには、成果主義の考え方を取り入れることが有効かもしれません。

 

少なくとも、

 

「昔こんなに大変だった。今はないからお前ら楽だよな」

 

なんて、過去の愚痴よりは

 

「今期はこれを目標にして頑張ろう。成功したら俺のおごりで宴会だ」

 

といった、希望に満ちた将来を語るほうが楽しいと思いませんか。