ひとつでは少なすぎる。

趣味と嫁のために社畜生活頑張ってます。趣味と仕事が中心の雑記ブログ。

まだ(5)ETFと投資信託、インデックス投資ならどっちがいいの?

こんにちは、ヒロタカです。僕はインデックス投資をしていますが、やり方としてはEFTとインデックスファンドを併用しています。

 

 

 

www.too-little.com

 

インデックス投資家は、あるインデックス指数に連動する金融商品を定期的に購入することでインデックス投資を行います。基本戦略はバイ・アンド・ホールド(買って、保有し続ける)。世の中にはたくさんの金融商品があります。その中には、同じインデックス指数連動を目指した商品も様々な証券会社から複数発売されています。同じと言っても細かい差はあります。野菜もそうですが、同じトマトでも、それが長野産や北海道産で値段や甘みや形が微妙に違いますよね。その中でも値段を気にする人、甘みを気にする人など人によって注目するポイントは違います。それと同じで、我々インデックス投資家は同じインデックス指数連動商品の中で、その中の細かな違いを探してより自分にあった商品を購入するのです。

 

その中でも、赤いトマトと黄色いトマトくらいに分けることが出来るのが、ETFと投資信託です。投資信託もETFも同じようにインデックス指数連動型の商品が多数発売されています。赤いトマトと黄色いトマトがどちらもトマトであるのと同じくらいは、どちらも大差がない商品ですが、その購入方法や値段などに全体的な傾向がありますので、その違いをTOPIX連動型商品で見比べて説明しょうと思います。

 

投資信託とは?

投資信託は、信託会社が我々投資家から集めた資金をまとめて、投信専門家が債権や株式に投資・運用してする商品です。集めた資金をどのように運用するかは、その投資信託ごとに違いがありますが、インデックス投資信託の場合は、あるインデックス指数に連動するよう(TOPIXならTOPIX連動)に資金を運用することが投資信託の目論見書に記載されています。下のスクリーンショットは、モーニングスターでTOPIX連動投資信託を検索した結果です。

 

f:id:hirotaka_s:20170319164909p:plain

 

売買方法

投資信託は、信託会社に投資家がお金を預けてそれを運用するというスタイルのため、市場での売買は出来ません。売却する際には信託会社に売買することになります。また、取得価格も信託会社が一日一回提示する基準価格で取得することになります。

 

手数料(信託報酬)

信託報酬は、0.21%~0.56%となっています。仮に100万円預けている場合には、2,100円~5,600円/年の手数料が引かれている計算になります。

 

配当金の処分方法

株式・債権を運用する際には株式の配当金が運用会社に支払われます。その際に運用会社は運用している商品の元本に配当金を含めるか、投資家の出資比率に応じて再配当するかを行います。投資信託の場合は元本に充当するのが一般的です。この場合は再配当時に発生する所得税(15.315%)は発生しません。

 

購入方法・積立購入

購入する際には、証券会社を通じて直接購入することが出来ます。また、定期定額購入する仕組みができあがっているので、たとえば毎月2万円ごとの積立投資を行いたいといった要望も投資信託なら行うことが出来ます。投資信託は積立投資に向いています。

 

ETF(上場投資信託)とは?

ETF(上場投資信託)は、市場に上場している投資信託です。一般の株式と同じようにたとえば東証などに上場し、その市場での売買角で投資家はETFを購入することができます。ETFも投資信託と同じように集めた資金をどのように運用するかは、その投資信託ごとに違いがあり、インデックス投資信託の場合は、あるインデックス指数に連動するよう(TOPIXならTOPIX連動)に資金を運用することがETFの目論見書に記載されています。

f:id:hirotaka_s:20170319164901p:plain

 

売買方法

ETFは市場に上場している投資信託なので、市場での売買が可能です。その為、一般の株式と同じように成行・指値で購入することが出来ます。

 

手数料(信託報酬)

信託報酬は、0.06%~0.11%となっています。仮に100万円預けている場合には、600円~1,100円/年の手数料が引かれている計算になります。投資信託と比較してかなり低めの手数料設定となっています。

 

配当金の処分方法

株式・債権を運用する際には株式の配当金が運用会社に支払われます。その際に運用会社は運用している商品の元本に配当金を含めるか、投資家の出資比率に応じて再配当するかを行います。ETFをの場合は投資家に再配当するのが一般的なので、この場合は再配当時に発生する所得税(15.315%)が引かれた金額が投資家が受けとれる金額です。

例:配当金:1,000円の場合は、

 

・源泉徴収:153円(1,000円×15.315%)
・実入金額:847円

 

購入方法・積立購入

購入する際には、市場で株式と同様に購入することになります。その為、最低購入株数が決められています。また、小数点以下の購入は出来ません。仮に、2万円の積立を行いたくても、市場価格が1,500円だった場合は、13株の購入しか出来ず現金500円が翌月への繰越となります。

例:購入金額:20,000円、ETFの市場価格:1,500円/株の場合は、

 

・ETF:13株、繰越現金:500円

 

ちなみに、投資信託も最低購入金額がありますが、その金額以上だったら一円単位で購入額を調整できます。

 

まとめ(ETFと投資信託)

 

表にまとめるとこんな感じですね。(TOPIXで比較すると)

 f:id:hirotaka_s:20170319164731p:plain

 

投資信託ETFそれぞれ長所短所があります。信託報酬を比較すると明らかにETFの方が安いことになると思います。なので、今現在大量の預貯金を保有していて、これからインデックス商品を一括で購入するという方は、ETFで購入し、信託報酬を下げることが良いでしょう。


一方で、これから少額ずつ積立をするという方は、定額積立購入するための仕組みが出来上がっている投資信託のほうが手間がかからないかもしれません。

 

ただ、両方共に言えることは、どちらでもインデックス指数連動の商品を購入することが出来るということです。どちらが良い悪いではなく、純粋に自分の好きな方を選ぶのが良いでしょう。