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まだ貯金で(以下略)(4) インデックス投資のメリットデメリット

こんにちは、ヒロタカです。前の記事でインデックス投資は社会人におすすめな投資方法だと紹介させて頂きました。

 

 

インデックス投資は、手軽にできて、低コストで比較的低リスク(と考えられる)ので仕事で忙しい社会人の方にはベストとは言わずとも、ベターな投資方法です。企業の個別株を日々売買するのは手間がかかりすぎます。また、グローバル経済の下ではどんな大企業であってもいつ倒産してもおかしくない。そんな中個別株を保有することには精神的な負担もあります。もちそん、そういったリスクを持ちながら収益を目指すというのはスリリングでありながらも楽しい行為なのかもしれません。僕自身も学生時代は個別株の売買をするデイトレーダーの真似事で小銭を稼いだり失ったりをしていました。ただそれは、僕自身が投資という行為に興味があったからこそ出来たのだと思います。

 

投資に興味がある、投資が趣味だという人はそういった手間やリスクを必要経費だと思って楽しむことが出来ると思います。一方で、投資なんかには興味がまったくない人もいるでしょう。ただ、NISAやDC(確定拠出年金)などの制度が始まり、段々と投資に興味のない人も投資に関わらなければならない世の中になってきています。そういった人たちには、知らないうちに自身の資産を余計なリスクに晒してしまわないように、是非インデックス投資の方法を覚えてもらい自己資金の防衛手段を学んでほしい。

 

インデックス投資は手軽・低コスト・低リスクと三拍子そろった防衛的な投資方法だと僕は思っています。一方で個別株の投資など比較してインデックス投資が完全に優れているわけではありません。今回はインデックス投資のメリットとデメリット(コスト・リスク)を説明しようと思います。

 

メリット:株式を保有してインフレに対してリスクヘッジ

 

前の記事でも書きましたが、株式投資に対して抵抗感がある方は株価の下落による損失を嫌がります。それは理解できる一方で、経済の成長によるインフレが要因となる、目に見えない損失には気づいていないことが多々あります。

 

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物価上昇による通貨価値の下落には、一部資産を物価連動する株式で持つことでリスクを減らすことが出来ます。そういう意味で資産の一部を株式などの物価に連動する資産で保有することはまっとうなリスクヘッジだと僕は考えます。そして、その場合に個別株に比較して価格の変動が緩やかなインデックス指数連動型のインデックス投資を行うべきだと僕は思います。

 

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デメリット1.信託報酬という明確なコスト

 

インデックスファンドは、インデックス指数に連動する用に管理会社が運用しています。やり方としては、インデックス指数の算出方法を同じように株式を売買しているのです。これを行ってるのはコンピューターか人力なのかはわかりませんが、そういた手間暇を掛けてインデックスファンドは出来上がっています。その為、運用コストというものがかかります。インデックスファンドはインデックス指数を追いかけて売買を行うため売買手数料やそれを管理するための人件費などが発生します。それを賄うために管理会社がファンドの購入者から徴収するのが信託報酬です。信託報酬という名前の管理手数料はインデックスファンドを保有していると常に発生します。インデックスファンド(投資信託・ETF問わず)の価格は、実際の運用結果から信託報酬を除いた価格となっていますので、見えづらいですが隠れたコストになっています。

 

信託報酬は、個別株を運用した場合には発生しないコストです。個別株は市場で市場で取引されるだけなので、そういった運用コストなどは発生しません。一方で、インデックス指数というのは様々な株式の取引の結果による合成指数のため、インデックス指数自体が市場で取引されるわけではありません。信託報酬は、インデックス投資家がインデックス指数を自力で追いかける手間を管理会社に代行しているために発生するコストなのです。

 

デメリット2.:TOPIXの投資信託では、東芝の株を売れない。

 

インデックス指数は、ある市場の平均値です。TOPIXなら東証一部上場会社の時価総額ですし、日経平均なら255の対象企業の平均値になっています。TOPIXや日経平均といった指数を作るために、管理会社は対象となる個別株の売買を行ってその指数を作っています。その為、もしこの中に嫌いな企業や、将来ダメになる(と自分で思う)企業があったとしても、その企業の株を保有しなければならないのです。

 

たとえば東芝です。粉飾決済から始まり原子力関係で業績が悪化した東芝は2017年度で東証一部から二部への格落ちが確実視されています。その為株価は急速に下落して、なんどもストップ安となっています。もし仮に僕個人が東芝の個別株を持っていたとしたら、とっくの昔に手放してしまっているでしょう。しかし、僕が持っているのはTOPIX連動型のETF(上場投資信託)です。インデックス投資の場合は、その中から東芝だけを取り出して売却するという事はできないのです。

 

平均を求めるという事は、明らかに将来有望な株式を持ち続ける一方で、明らかに将来ダメになると思われている株式も保有し続けなければならないのです。インデックス投資を行うことは、そういった明確なリスクのある株式も保有するという事を理解していることは決して無駄ではないと思います。

 

最後に、メリットデメリットのまとめ

 

インデック投資は、忙しい社会人や投資にあまり興味のない方は是非覚えていた方が良い守りの投資方法だと思います。特にNISAやDCなどでこれからの世の中はすべての人が投資に関わるようになるでしょう。

 

インデックス投資は、僕おすすめの投資方法ですが、他の投資方法にと同様メリットとデメリットがあります。それは、

 

メリット1.インフレに対するリスクヘッジ
メリット2.手軽、低コスト、(比較的)低リスク

 

デメリット1.個別株と違い信託報酬という明確なコストが発生する
デメリット2.嫌いな企業、将来ダメになると思う企業の株も持ち続けないとならない

 

インデックス投資は万能の投資方法ではありません。そのことをよく理解して下さい。
最後に、投資は自己責任でお願いします。

 

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