ひとつでは少なすぎる。

趣味と嫁のために社畜生活頑張ってます。趣味と仕事が中心の雑記ブログ。

一ヶ月で40冊読める、多読テクニックの覚書

こんにちは、ヒロタカです。学生時代に比べると、社会人は圧倒的に時間が無いです。本は知識の源泉です。いくらネットが発達したからと言って本から得られる情報量とネット上のそれとは密度が比較になりません。

 

特にブログを書くようになって思ったが、インプット量の必要性でした。書こう書こう、アウトプットしようアウトプットしようと思っても全くでてきません。当たり前です。ご飯を食べてないのに走れないように、読書の量、インプットの量がアウトプットに対して全く足りていませんでした。

 

まずは大量に読むことが大事だと思って、ちょっと前まで読書法の書籍を乱読していました。初めは佐藤優氏の「読書の技法」 

 

この本はブログでも紹介しましたが、良書です。最低、これ一冊を読み込めば、読書法の基礎は身につくでしょう。「読書の技法」の他にも何冊か読書法の書籍を読みました。読んでいくと、だいたいみんな同じことを書いてあったので、自分への覚書も兼ねてブログに上げておこうと思います。

 

 

同時に、僕が読んだ末に実践している、電車通勤の時間を利用した読書法も書いておきます。同じように読書量の低下に悩んでいる人の参考になればと思います。

 

ちなみに、この読書法は自己啓発書やビジネス書などの、実務書に対する読書法です。短時間で目的を抜粋する方法なので、小説やエッセイなどの文章自体を味わう書籍には不向きです。

短時間で成果を得る読書法

ある事柄に対する知識を、同様のジャンルの本を複数読むことで、一気に仕入れるための読書法です。その為、小説やエッセイなどの文章を楽しむ為の書籍には合いません。

 

読む前に、欲しい情報を意識する

知識を仕入れることが目的なので、一冊の本を完読する事はありません。基本は飛ばし飛ばしもしくは1ページ5秒ぐらいの速度で読んでいきます。そして重要な部分だけを重点的に読み込んでいきます。

 

必要なのが、事前の問題設定です。その本を読んで、自分は何を知りたいのか。この発問がしっかり出来ているほど、知識を素早く手に入れることが出来ます。

 

たとえば、暗号通貨についてでしたら、更に問題を狭めましょう。暗号通貨の何を知りたいのかを明確にしましょう。

 

暗号通貨の仕組みを知りたいのか。
暗号通貨の未来を知りたいのか。
暗号通貨を使って設ける方法を知りたいのか

 

知りたい内容が明確になったら、その部分だけをキチンと読んでほかは斜め読みで読んでいきます。今必要ない部分を、どれだけ捨てれるかが肝です。

 

ふせん・メモで抜粋

設定した問題に対応する箇所が出てきたら、読み込みながら重要な部分には、付箋を貼っておきましょう。あとで、ノートにまとめるためです。

 

オススメはダイソーのポップアップ式ふせんです。片手で扱えるので本を読みながら付箋を着けることが出来ます。メモをとっても良いですが、読書のリズムが崩れるので、個人的にはあまりオススメしません。

 

電子書籍だと、付箋機能やブックマークがあるので便利です。この読書法をやり始めてから電子書籍の良さが理解出来るようになりました。どれだけ重い本でもタブレットやスマホでよめるというのは、腕が疲れないので助かります。

 

読書ノートにまとめる

これが一番肝心です。事前に設定した問題に対する解答になるように、読書ノートをまとめましょう。付箋を付けた箇所を中心に、ノートに自分向けのまとめを作るのです。

 

読んだ時、付箋を付けた時は理解したつもりでも、改めてまとめようとすると、なかなか上手く行きません。紙に書くという行為(もちろんパソコンでも構いませんが)で、人に理解できるように、伝わるように書くことが、読んだことを理解するために重要なんだと思います。

 

まとめの行為が一番難しいですが、これは繰り返していくうちに段々と書き方がわかって上達してくる部分だと思います。めげずに繰り返しましょう。

 

電車通勤を利用した読書法

電車の通勤時間は、ついついスマホなどを見てしまいがちですが、この時間を読書の時間に習慣づければ、かなりの本を読むことが出来るようになるでしょう。片道で一冊読めれば、一日で二冊。一月にすれば40冊以上読むことが出来ます。

 

さすがに、40冊は大変ですが、マラソンと同じで、読めば読むほど慣れが出てきます。こうやって脳を使っていると、今までどれだけ脳みそに怠けさせていたか分かる気がします。筋肉と同じで、脳も鍛えましょう。

 

使用するものは、

 

・書籍(同じジャンルのものを最低3冊)
・付箋紙(片手で扱えるもの、電子書籍なら不要)
・A4以上のノートもしくはプリント用紙+バインダー

 

個人的には、ダイソーで売っているカバー付きのバインダーがおすすめです。

 

① 下準備を前日に済ませる 

実際の読書とメモ取りは車中で行いますが、その前の問題設定は前日に行います。ノートや、プリント用紙の裏紙などを利用して、その本に対する問題を設定します。問題は範囲が狭く、またきわめて個人的な問いほどよい、と思って下さい。

 

問題設定ができたら、それをノートや用紙に書きましょう。書くことでより問題を意識することが出来ます。紙は縦向きで使用します。中心に縦線を引き、左上に設定した問題を書きましょう。

 

② 通勤時間=一冊の読書時間とする

読書は、通勤時間以内に終わらせることを意識しましょう。よっぽど住職近接の場合はちょっと想定外です。僕の場合は、職場の最寄りの駅まで40分掛かるので、駅で四等分して10分毎のタスクで行動しています。

 

まず最初の1.0分で、目次を読み込みます。自分の設定し問いの答えが載っていそうな場所を、まずは目次で探しておきます。見つけたら付箋を貼ります

 

次の10分で、斜め読みをします。すべて読んでいくと当然読みきれないので、段落ごとに飛ばし飛ばしで読んでいきましょう。途中気になる部分なあったら付箋を貼ります。

 

その後の10分で、自分の問いの答えを探し出します。答えを探しだしたら集中的に付箋を貼りましょう。答えの中心になる部分なので、貼り間違いの無いようにしましょう。

 

最後の10分で、読書メモの草案を練りながら再読します。再読しながら、貼った付箋が本当に必要なのかどうかを再検討しましょう。もしここで少しでも要らないと思ったら迷わず付箋を外します。後のまとめるためにも、無駄な付箋は無い方が良いです。

 

③ アウトプットを意識してまとめる

最後に、読書メモを作成しましょう。僕は会社の昼休みの時間を利用して、まとめ作業をを行っています。①で用意した用紙の右半分に、付箋を付けた文章を書き写します。文章は、自分が理解できるように省略したり注釈を加えてもOKです。

 

書き写した文章の羅列をもとに、まとめを作成しましょう。箇条書きから、人に伝わるような文章へ構成を考えましょう。わかりやすいように構成を考えたら、左側に清書します。

 

②のサイクルを行き帰りの電車で行えれば、一日二冊の本を読むことが出来ます。ただ、やり始めは、かなり脳がつかれるので、慣れてくるまでは一日1冊にして、帰りは音楽を聴きながら次に読みたい本をさがしておくと、良いかもしれません。

 

多読すると、どんどん速く読める

僕なりに読書法と、その実践のやり方をまとめてみました。


・読む前に問題を設定して、その答えを探して読書をする
・必要ない箇所は、潔くカットする。
・答えを整理するためにも、読書メモを作成する

 

常に、アウトプット、読書ノートにまとめる事を意識して、本を読み込みましょう。また、同一ジャンルの本を複数冊一気に読むと一冊目より二冊目のほうが、下地が出来ていて理解度が上がります。多読による複利効果とでも言えるでしょう。

 

はじめは辛くても、三冊目の頃には余裕が出来ているはずです。また、同じ本であっても、あなたの問いが変わると、新しい資料として利用することが出来ます。本自体を読み込むというよりも、問い対する資料という意識でなんども利用出来ます。