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電卓の便利な基礎テクニック、メモリー機能を使いこなそう。


こんにちは、ヒロタカです。電卓はビジネスをする上で必要不可欠なアイテムだと思っていますが、その機能を十分に使えている人はほとんどいないと思います。

 

 

もちろん、そのレスポンスの速さはいまだにスマホが変わることはできません。ただ、ただ足したり引いたりの四則計算だけをしているようでは、電卓を使いこなしているとは言えないでしょう。電卓の真価は、メモリー機能にあるといっても過言ではありません。メモリー機能は、使いこなせればすごく便利な機能ですよ。


僕が、この機能を知ったのは簿記の勉強をしていた学生時代です。簿記ではたくさんの仕分けを切った後にそれを集計して残高試算表というものを作るのですが、その時の簿記のテキストで、確かメモリー機能を使って検算しましょう。といったコラムがありました。この時は読み流していたのですが、あとあと経理の仕事についてからメモリー機能の良さに気づきました。これがあるのとないのとでは、計算速度が体感で3倍以上違います。ぜひ皆さんもメモリー機能を覚えて活用しましょう。メモリー機能が使えないと、せっかくいい電卓を持っていてもその機能の半分は使えていないようなものです。

 

メモリー(M+、M-、MR)は、計算を一時保存する

 

メモリー機能は、電卓のキーの上についている、゛M゛の付いたキーのことです。MはMemoryの略ですね。主として、M+(メモリープラス)、M-(メモリーマイナス)、MR(メモリーリコール)、MC(メモリークリア)の4つがあります。小さい電卓だと、MRとMCを一つにしたMRC(メモリーリコール・クリア)というキーの時もあります。これらのメモリー機能を使いこなせれば、複雑な計算でも、ペンやメモ帳を使わずに電卓だけで計算することが出来ます。

 

各メモリーキーの動きとメモリー機能の使い方。

 

それぞれの仕組みを簡単に説明します。

 

M+、数字を加算して保存する。
M-、数字を減産して保存する。
MR(or MRCの一度押し)、メモリーに保存された数字の合計を表示する。
MC(or MRCの二度押し)、メモリーに保存されたデータを消す。

 

ざっくり説明しますと、メモリー機能は数字を一時的に保存する機能です。より正確にいうと、数字を加減算して保存できるのです。例えば、7×6=という計算を行います。すると42という結果が出ます。ここでメモリープラスのキーをおすと、+42という数字が一時的に保存されます。この場合は、リコールを押すと42という数字が表示されます。逆に、メモリーマイナスのキーを押すと、-42という数字が一時的に保存されます。この時にリコールを押すと、-42という数字が表示されます。また、42という数字をプラスとマイナスを一度ずつおした時、リコールを押すと0が表示されます。+42-42=0になるからです。これを電卓で実際に計算してみると、下記のようになります。

 

・計算式:7×6-7×6=0

電卓のキー:[7][×][6][M+][7][×][6][M-][MR]←計算結果として”0”が表示される。

 

こういった左から順番に計算できない問題の場合は、メモリー機能が大活躍します。
また、複数品目の合計を出したいときもメモリー機能が便利です。

 

・100円のりんご5個と300円のレタスを4つ買った場合の金額
電卓のキー:[100][×][5][M+][300][×][4][M+][MR]←計算結果として”1,700”が表示される。

 

ビジネスの面で見ますと、こういった複数品目の合計を検算したり、原価計算時の払い出し単価を計算する際にメモリー機能を使いこなせると便利だとです。特に日商簿記二級の工業簿記では原価計算が出題科目に入っています。今だから考えられますが、受験当時にメモリー機能をしっかりと理解できていたらどれだけ便利だったでしょうか。

 

また、メモリー機能は数字の打ち間違えがあると全てが台無しになってしまうので、電卓はなるべく打ちやすく見やすいものにしましょう。僕がおすすめする電卓はこちらになります。

 

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