ひとつでは少なすぎる。

趣味と嫁のために社畜生活頑張ってます。趣味と仕事が中心の雑記ブログ。

やりたいことで成功したいなら事前にサイズを決めたほうが絶対に良い

資格や語学の勉強、料理にスポーツ、旅行などやりたいことというのは、どんどんと増えていくものです。

 

後悔先に立たずということわざもあります。やりたいと思ったときに始めるのが吉なので、やりたいものにはチャレンジしたほうがいいです。その一方で、無計画に手を出したりしてはいけません。旅行などの一過性のものはともかく、資格の勉強や習い事など新しいスキルを身につけるたぐいのものを無計画に始めてしまうと、ほどなく限界が来てしまいます。

 

 

 

意欲があって真面目な人は、睡眠時間を削ったりしてまで、すべてやろうと頑張ってしまいますが、頑張りだけでは当然うまく行きません。僕もブログの他に趣味の音楽の練習や最近だとプログラミングの勉強も始めたりしています。

 

新しいことを身につけるにあたって、サボらずにコツコツ身につけることは大切ですが、だからといって身体を悪くしてまで作業をしても逆効果です。スキルアップのための勉強や副業は、日々の生活にプラスアルファの付加価値を与えるためのものです。決して、本業にマイナスの影響を与えてはならないと僕は考えます。

 

やりたいことは躊躇せずに、ただし計画はしっかり

やりたいことを躊躇する必要はありませんが、適当に始めてはいけません。なんとなく英語が喋れたらかっこいいからという理由は全然OKです。ですが、適当な英会話学校に無計画に入会するのは、あんまり良い選択ではありません。

 

何かを身につけるためには、適切な目標設定が必要です。

 

何かを始めるときに、とりあえずスクール、とりあえず教材一式を揃えるという人がいます。お金や時間さえ投資すれば、スキルを身につけるためのロードマップを設定してくれるのはとても便利ですが、既成の教材でしかないので、あなたの目的に完全合致するようにはできていません。

 

そのため、教材に自分自身を合わせるしかないのですが、それを複数のやりたいことに当てはめてしまうとどうなるでしょうか?複数のやりたい事に対して毎回一式フルセット購入をしていたら、お金はもちろんのこと時間がいくらあっても足りません。

 

あるやりたいことを始める際には、

 

・どれぐらいのことを達成したいのか。

・どのくらいお金を投資するのか。

・週に何時間をそれに対して費やすことが出来るのか。

 

を事前に決めておいて自分の決めた枠の中で最大効率を目指すべきなのです。

 

やりたいことに対する投資限度を決めておく

夏休みの宿題を例にあげましょう。

 

1ヶ月以上もの時間があると思うと、ついつい「明日でも大丈夫」と思って、先延ばしにしていませんでしたか。

 

”仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する”


これは、「パーキンソンの法則」で指摘されています。簡単に言えば、〆切になるまで仕事を終えることは出来ない。夏休みの宿題は、夏休み最終日になるまで(もっと言えば、宿題の提出直前まで)終わることはないということです。

 

本質的に、余裕がある状態だと人は怠けてしまいます。そのため、いくら時間を作ったとしても、その分生産性があがるわけではないということです。睡眠時間を削ってブログを書く時間を2倍に増やしたとしても、2倍の記事を書けるようには絶対になりません。

 

時間を確保して安心してしまった結果、普段よりも集中力が途切れてしまい、結果としていつもと変わらない程度の成果しか出せないということはよくある話です。

 

生産性を上げるためには、無計画に増やすのではなく、ギリギリまで削ることが大事です。達成したい最低限の目標。投資できるギリギリの予算と使える時間を予め設定しましょう。与えられた予算内で最大の成果を上げると思ったほうが、生産性を上げることができます。

 

作業や勉強をする時間を一日○時間と制限する

むやみやたらと作業時間を確保して、それを浪費するばかりでは生産性を上げることは難しいでしょう。逆に、短い時間で生産性を上げることを考えたほうが生産的です。

 

そこで提案するのが、作業や勉強する時間に毎回〆切を設定することで集中力を上げるテクニックです。ポモドーロ・テクニックなんかが有名な方法です。試験の最後の10分は集中力がアップするように、1回ごとに〆切を意識させることで、集中力を無理やり高めて生産性を上げていきます。

 

集中できる時間というのは、各人ごとに違います。健康に悪影響を与えない程度の、無理のない時間で計画するのが大事です。

 

ちなみに僕は、平日の作業や勉強のための時間を最大でも1時間半と制限しています。これを更に3コマに分けて、一回30分の作業単位に区切ります。上記のポモドーロ・テクニックも30分単位で制限されていますが、人の集中力が続くのはそれぐらいらしいので、30分前後を1単位にすると良いと思います。

 

一日3コマ。これが僕の1位日で作業や勉強に費やせる時間になります。あとはこの3コマの中で、最大の生産性を目指します。制限されることで、先のスケジュールが管理しやすくなります。

 

たとえば、今月の目標記事数に少し足りないから、月末はブログの時間を増やそう。逆に、再来月には簿記の試験があるから、テキストを終えるために勉強の時間のコマを増やそう。こういう時間のやりくりを考えられるようになります。

 

時間が無限にあると思うと、やりくりもしないでダラダラと作業してしまいます。制限があることで、先の予定も含めて総合的に計画的を立てる事が出来るようになります。制限時間を常に意識することで、1コマごとに集中して勉強することが出来るようになります。

 

また、時間制限をたてていると、睡眠時間をきちんと確保出来ます。本業に影響しない、勉強疲れが次の日に残らないので身体を悪くしない。結果として、毎日勉強や作業ができるので効率よく習熟することができます。

 

時間が有り余っている人はともかく、社会人などの時間のない人ほど、あえて制限を掛けるほうが、結果として、無理をしないで習慣的に勉強や作業をすることが出来るようになります。

 

無理なく続けることで高い成果を生み出せる

この、あえてやりたいことに制限をかける方法は、他のものにも応用することができます。例えば旅行なんかでは、先に予算を決めてしまうことで、行き先や宿泊先など、旅行の予定が立てやすくなります。旅行かばんの大きさを先に決めてしまうことで、旅行に持っていく荷物を決めやすくなります。

 

その際には、余裕のある費用やサイズよりも若干少ないぐらいで検討するのがいいでしょう。先程の「パーキンソンの法則」の応用で、余裕があるぶんだけ予算もかばんの中の荷物も膨張していくものです。

 

夏休みの宿題の日程や月々の貯金額、仮にでも先に決めておいたほうがスムーズに進むことはたくさんあります。物事に取り組む前に、それにどれだけの枠を割くのかどれだけの制限をかけるのかを明確に決めておくことが、無理なく続けるためのガイドラインになるでしょう。

 

本業まで日々の仕事をしっかりとこなし、短い時間でも着実に自分を成長させつつ、健康のためにきちんと休息をとる。それこそが目指すべき習慣です。そのための方法として、意識して「制限をかける」ことが大事なポイントになると僕は考えています。