ひとつでは少なすぎる。

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合わない上司もうまくコントロール出来るたった一つの冴えたやり方

ウマの合わないひとというのはどこにでもいます。

 

それが自分と全く関わりのない人なら、スルーしてそれでおしまいですが、もしそれがあなたの直属の上司だったらどうでしょうか。腹をくくって向き合うしかありません。

 

 

 

と入っても、面と向かって喧嘩するわけではなく、逆に丁寧に接するようにしましょう。まるでレストランのウェイターがお客さんに対するように接してみましょう。どんなに嫌な人でも、頻繁に関わっていれば人となりも意外と理解できたりして、うまくやれたりすることもあります。

 

上司の方も、あなたが自分を立ててくれていると理解すれば、ウマが合わないなりに信頼感が生まれます。単純な上司だったら、あなたのことを高く評価してくれるかもしれません。そうなれば、あなたは上司をコントロールすることが出来るようになります。

 

ウマの合わない上司をコントロールするためのポイントは2つあります。ひとつは、上司を人とは思わないこと。もうひとつは、上司に自分を好きになってもらうことです。

 

嫌な上司ほど、丁寧に接するようにしよう

ウマの合わない上司を嫌いにならない唯一の方法があります。それは上司を人とは思わないことです。自分と対等だと考えてしまうと、相手に期待してしまいます。逆に期待しなければ、その人を今以上に嫌いになることはありません。

 

逆に、はじめから期待しないことで、あなたの気分は軽くなります。好きの反対は嫌いではなく無関心とは言いますが、嫌い続けるというのは結構な労力を使うものです。本当に嫌いな人にそんな労力は使いたくないですよね。

 

上司の行動をすべて許容して上げましょう。まるでレストランのウェイターがお客様の要望を聞くように、丁寧に聞いてあげましょう。保育園の先生の気分でもいいです。どんなわがままでも、何も考えずに全てイエスと言ってしまって良いのです。

 

そうすることで、今まで嫌うことに使っていたあなたの注意力を、仕事に回すことが出来るようになり、集中して仕事することができます。また、上司と諍いを起こすこともなくなり、無駄な時間の節約にもなります。

 

自分にためにも、嫌っている上司ほど、無感情に受け入れて、そして無心になって丁寧に接するようにしましょう。

 

上司は自分の好き嫌いで部下の評価をつける

また、この行動を上司側から見ると、あなたの評価はぐんと上がります。なぜなら、今まで自分に反発してきた部下が、心を入れ替えて熱心に自分の言うことを聞くようになったからです。

 

そうなると、仕事の評価も変わります。仮に今までと大差ない成果しか出していなくても、態度を変えたあとの評価は、それ以前よりも確実に良くなることでしょう。なぜなら、あなたが上司のことを好きになったからです。

 

会社で上司が部下を評価して採点しますが、人を採点するのはひどく難しいことです。そんなに簡単に、他人のことを理解できるわけではありません。難しい問題に対処する際に、人は問題を無意識にすり替えてしまいます。

 

 「あなたの仕事の成果は、前期よりもよくなったか?」という難しい問題に対して、「あなたが上司である自分の言うことを、よく聞くようになったか?」つまり、「あなたと自分の中は良好になったか?」と問題のすり替えをすることで回答を導き出そうとしてしまいます。

 

 

これは感情ヒューリスティックという認知心理学の考え方です。

 

感情ヒューリスティックとは、簡単に言ってしまえば、人は対象の好き嫌いで、その対象のすべてを評価してしまうということです。例えば、アイドルのファンになった人は、そのアイドルはかっこいいし誠実で頭が良い、と直接あって喋ったこともないのに、そう思い込んでしまいます。アイドルがかっこいいダンスを披露したらスポーツ万能だと思いこんでしまいます。

 

上司に媚を売っているだけで、全く仕事ができないのに、仕事の評価が良い人がいたとすれば、それは感情ヒューリスティックによるものです。人(上司)は無意識のうちに、自分の好きなもの(ひと)が最高だと思ってしまうのです。

 

合わない上司ほど、自分を信頼させてみよう

合わない上司を上手くコントロールするためには、まずは自分が変わることが必要です。上司をおなじ人だと思わないことで、ストレスを減らすことができます。無関心になることで余計なエネルギーを使わず、その注意力を仕事に回すことができます。

 

また、無関心になることで、合理的な選択を選べるようになります。媚を売ったほうが自分の評価が上がるのなら、うまく媚を売って上司のご機嫌取りをしましょう。そうなれば、たとえあなたの仕事の成果が以前と変わらなくても、感情ヒューリスティックによって、上司のあなたへの評価は確実にあがります。

 

好きな上司信頼のおける上司には誠実でいたいと思いますが、合わない上司には気を使う必要はないでしょう。また結果だけ見れば、上司部下間の連携は以前よりもよくなり、仕事の成果もあがっています。あなたは以前よりも無駄な労力を使わずにすみますし、上司も部下が扱いやすくなっているからです。

 

まずは自分を信頼させるように自分から歩み寄る努力をしてみましょう。人を変えるよりも自分を(表面上だけでも)変えるほうが簡単です。

 

また、こうやって連携が良くなれば、ウマの合わなかった上司とも、うまくやれるようになる可能性もあります。表面上だけでも、自分から歩み寄っていくことで将来的には本当の信頼関係がうまれるかもしれません。合わない上司ほど、なんとか自分を信頼させてみせるよう努力してみましょう。