ひとつでは少なすぎる。

趣味と嫁のために社畜生活頑張ってます。趣味と仕事が中心の雑記ブログ。

仕事に迷ったあなたが、キャリア選択する際に一番重要なこと

働き始めて数年もすると、仕事をするということに慣れが出てきます。覚えることはまだまだたくさんあるかもしれませんが、仕事の作法や勤務中の気の配り方などの、社会人としての”基礎体力”みたいなものが付いているはずです。

 

そうすると、日々の生活に少しですが余裕が出てきます。自分は社会人としてやっていけるのか、なんて思っていた頃と比べるとずいぶんと成長することができました。それと同時に、「自分はこのままこの会社or仕事で一生を終えてでいいのか?」という焦りみたいなものが、体の内側から湧いてきたりしますよね。

 

周りを見渡すだけの余裕というものも出てくると、新聞やSNSで、自分よりちょっとだけ年上のCEOや社長が、インタビューで事業を誇らしげに語っているのを見ると、なんともモヤモヤした気持ちになったり、優秀な友人や同期が転職するという話を聞くと、自分は取り残されているんじゃないかと焦ったするのではないかと思ったりします。

 

結論から言うと、周りの雰囲気に乗せられて転職したとしても、あなたのためにはなりません。自分のキャリアをデザインしてから行動することが大事です。明確な目的もないままに年収などの外面だけでキャリアアップを狙うと、最終的にはだれも幸せになりません。

 

自分のキャリアを築くためには、自分の幸せとはどういうものなのか、をしっかりと見極めてから行動しましょう。

 

 

 

みんな間違えているキャリア選択

「条件は、今よりいい会社。以上。」

 

とある転職エージェントのキャッチコピーです。キャッチーで簡潔な反面、なんとも曖昧な謳い文句です。こんな条件で選んだ会社が、あなたにとって「いい会社」なわけがありません。

 

そもそも、「いい会社」とはどんな会社でしょうか。年収が高い。福利厚生がしっかりしている。将来性のある事業がある。マーケットに強い影響力がある(大手である)。エトセトラ。

 

こういった条件を揃えている会社は、もちろん誰かにとって「いい会社」になれる下地を持っています。しかし、それがあなたにとって「いい会社」の条件とは限りません。

 

例えば、給料が良いとは、その分ハードワークを期待されている可能性があります。同時に競争意識が働いていて、肉食系以外には辛い職場かもしれません。すべての条件には一長一短があり、美味しいところだけを手に入れるということは当然できません。

 

何かを選択するのなら、その分何かの優先度を下げる必要があります。

 

そしてその優先度を決めるのは、会社や転職エージェントではなく、あなたです。あなたにとって優先する条件をそろえている会社を選択しない限り、どんな優良企業に転職したとしても、その転職は失敗ということになります。

周りの評判よりも自分の幸せという感情を優先する

とりあえず、有名企業・優良企業の看板目当てに、転職をする人もいます。評判の良い会社だから、自分もそこに入れば幸せになる事ができるという考え方です。たしかに、トヨタや電通、ゴールドマンサックスなどのいわゆる勝ち組企業に入れば、周りの人は羨ましがるでしょうし、親も喜びます。合コンで名刺でも見せたら彼女もできるかもしれません。

 

ただ、そこで働くのはあなたです。あなたの転職が成功かどうかを判断するのは、あなたの親ではなくて、あなたです。

 

大学の就活の時期に「親が喜ぶから地元の銀行に就職するんだ」といっていた友人は、合わない営業に配属されて3年で会社を辞めました。そもそも、彼は金融に全く興味がありませんでした。

 

ここで大事なのは、今の会社で楽しくやれているということは、わりと重要視したほうが良いことだ、ということです。興味がある仕事をすすめたり、上司に頼りにされたりして仕事を楽しくやれるのは、多少の年収の上下よりも大事なポイントになることもあります。

 

「将来の年収よりも、今が楽しいという感情を優先する」というと刹那的に感じるかもしれませんが、大半の人は、7日中5日会社に通いますし、その1日の1/3以上を働いて過ごします。また、それ以外の時間であっても、会社の外にあっても会社の影響を受けることは免れません。

 

幸福なキャリアデザインをするためには、日々を楽しいと、幸福だと感じなければいけません。そのためには、働いていて、あなたが楽しいと思える会社で働かなければならないのです。

 

キャリア選択の前に、自分に対する理解を深めよう

先にも書きましたが、あなたが楽しいと感じられる職場で働くことが、キャリアを選択する上で、最も優先される事項です。

 

なので、転職などのキャリア選択をするのならば、転職エージェントに登録したり、企業を調べてみたりする前にやるべき事があります。あなたは、あなたが幸せだと感じられる働く条件を知る必要があるのです。

 

成果が評価される働き方が好きなのか、その反対で平等な会社が良いのか。

職場の人間関係がウェットな方が良いのかドライなのが良いのか。

専門職である種のエキスパートになりたいのか、管理職でマネージメントを行いたいのか。

 

自分が何を1番優先して、何を1番優先しないのか。どんな条件の働き方なら自分は毎日を楽しく働けるのかを自問自答してみましょう。その答えが出て初めて、キャリアを選択する事ができるようになります。

自分の幸せが理解できるようになる「スマートノート」

自分を知ると言っても、何をすれば良いのかわからないかもしれません。

 

自分を知る方法の一つとして、まずはログを取ることをおすすめします。手帳に行動記録や日記をつけたり、googleカレンダーにアプリでログを記録したりして、自分の行動を観察しましょう。

 

そして、記録したログを見直して、その時の自分のやっていた仕事/行動をその時どう思っていたのか。例えば、楽しかったのか、それとも苦痛だったのかを判定してみましょう。

 

そうすると、自分がどういうものを好きで優先しているのかにだんだんと自覚的になることができます。仕事でも、みんなでワイワイやるのが好きなのか、ひとりでコツコツとやる仕事のほうが好きなのか。リーダーをやるのが好きか。成果が反映されるのが好きかなどいろいろと分かってきます。

 

岡田斗司夫の「あなたを天才にするスマートノート」にも似たような内容が書いてあって、こちらは行動を評価した上で更に、「なぜ好きなのか/嫌いなのか」を分析することを勧めていました。

 

自分の幸せに自覚的になることが、キャリア選択の第一歩であり、それは他人に流されてやるものではないと僕は思っています。天才になれるかはわかりませんが、自分の行動を分析することで、より深く自分の幸せとはなにかを知ることができるようになり、それはキャリアデザインをする上では最も優先するべき事柄となります。