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Excelの邪魔なF1キー(ヘルプ機能)をマクロで完全に無効にする簡単な方法(コピペでOK)

仕事をしていると、非常によくエクセルを使います。

 

マウスを使うよりもキーボードを使ったほうが効率的に作業する出来ます。ファンクションキー(F2とかF4など)も非常によく使います。しかし、F1(ヘルプ機能)だけは全く使いません。

 

 

でも、F2やF4などでキーボードをがちゃがちゃやっていると、誤ってF1を叩いてしまうことがたまにあります。そうなると、作業がキャンセルされて、全く使わないヘルプ機能が飛び出してくるわけです。

 

Escキー(キャンセル)で中止を試みますが、たいていはヘルプ画面が出てくるので、ため息を付きながらウィンドウの消去(Crtl+W)かマウスで消します。修正中だった数式がキャンセルされたり、集中力が途中で途切れるのがイヤですね。

 

なので、F1キーを叩いてもヘルプ機能が出ないようにしました。というか、「エクセル F1 邪魔」でググると、皆さん同じことを思っているようで、様々な無効化方法がありました。

 

フリーソフトのインストールやレジストリをいじるのはなにかあった場合リスクが高そうなので、1番手軽そうなマクロを使った無効化方法を実践してみました。所要時間1分。なんでもっと早くやらなかったんだろう。

 

まず最初に、個人用マクロブックを作ろう

マクロというと、使うブック(ファイル)毎に登録しておく必要があると思われがちですが、Excelには、個人用マクロブックというマクロ登録専用のブックを作る機能があります。

 

今回のF1キーの無効ような、どんなブックでも共通して使いたい、使用頻度の高いマクロなら、個人用マクロブックに登録しておくことをおすすめします。

 

個人用マクロブックは、開発タブのマクロの記録から行います。

 

もし、開発タブが未表示の方は、ファイル→オプション→リボンのユーザー設定の順番にクリックしていき、したのスクリーンショットのように、メインタブのしたにある開発のチェックボックスをオンにしましょう。右端に開発タブが表示されるはずです。

[開発] タブを表示する - Office サポート

 

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個人用マクロブックの作り方

 

EXCEL2010なら、「開発タブ」から「マクロの記録」をクリックします。ここではマクロの記録をしません。でてきたボックスにあるマクロの保存先に「個人用マクロブック」を選択します。

 

マクロの記録自体はとくにマクロを記録せずに記録終了をクリックします。一旦ファイルを保存しましょう。これで「個人用マクロブック」の作成は完了です。「個人用マクロブック」は、一度作ったあとは、どのブックからでも個人用マクロブックにマクロを保存できます。

 

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個人用マクロブックの保存場所 

Windows7,Windows10の場合、個人用マクロブックは、

 

「C:\Users\[User]\Appdata\Roaming\Microsoft\Excel\XlStart」

 

に保存されています。personal.xlsというファイルが個人用マクロを保存するための専用ファイルになります。

 

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F1キーを無効化するマクロを登録(コピペ&保存でOK)

では、作った個人用マクロブックに、F1キーを押しても、ヘルプ機能が発生しなくなるマクロを登録します。

 

結果だけほしいなら、alt+F11キーを押して、VBE画面を表示し、個人用マクロファイル(PERSONAL.XLSB)の標準モジュールを選択して、下のVBAを貼り付けします。

 

Sub Auto_Open()

 

Application.OnKey “{F1}”, “”

 

End Sub

 

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こんな感じで、上記のマクロを貼り付けて保存すれば、作業は終了です。

F1キーを無効化する仕組み

今回は、エクセルが起動したときに自動的にマクロを実行する”auto_open”を使用しています。

 

あなたが使っているPC(個人用マクロファイルが作られているPC)で、エクセルファイルを開くと、どんなファイルでも、上記のマクロが自動的に反映されます。

 

無効化の仕組みとしては、特定のキーの組み合わせにショートカットなどの動きを付与する、”Application.onkey”を利用しています。

 

これをファイルを開く都度実行することで、F1キーを押してもなにも起動しないというマクロで、F1キーを押したらヘルプが出るという機能を上書きしてしまいます。

個人用マクロブックにマクロを記録すれば、他のファイルでも自動で適用される


通常、マクロは特定のエクセルファイルごとに記録することが必要ですが、個人用マクロブックに記録したマクロは、そのPCで開く限りどのファイルでも実行することが出来ます。

 

「1番左端のシートに移動する」などの他の作業でも使えそうなマクロを組んだ場合は、ファイル1つ1つに記録するのではなくて、「個人用マクロブック」に登録したほうが便利です。

 

「クイックアクセスツールバー」がなかった頃は、貼り付けのオプションである、「値のみ貼り付け」や「数式のみ貼り付け」などのよく使うものは、「個人用マクロブック」に登録して利用していました。

 

今では「クイックアクセスツールバー」があるのでそれほど使っていませんが、覚えておくと便利ですよ。