ひとつでは少なすぎる。

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上司から評価されたら、転職を考える時期かもしれない


職場を転々とした僕ですが、ここ最近は同じ職場で仕事をしています。 前は本社の経理部だったので、連結決算や会計方針の変更などが主な仕事でした。

 

事業会社への異動だったため、同じ経理職でも仕事内容はずいぶんと変わりました。今思えば、異動当初はひどいものだったと思います。

 

 

当然、上司からも足りてない部分への指摘がガンガン来ていました。

 

同時に、自分でも出来ていないという悔しさや、改善したい課題がたくさんありました。最近になってようやくマシになったと思っています。

 

長年かけてコツコツと改善した結果、上司からの評価も高く、昨年度下期の人事評価では特に指摘事項も無く、「この調子で、頑張ってほしい」と言われました。

 

評価されて嬉しい一方で、僕が思ったのが「そろそろ別のところに移ったほうが良いかも知れない」という危機感でした。

 

 

 

褒められるだけの状態は要注意

頑張りが評価されたことは、とても嬉しく思います。

 

一方で、褒められるだけになることは、とても危険だと僕は思います。

 

たとえば、テストで満点ばかりとる生徒は、優秀なので生徒でしょうか。単純に考えるなら、満点をとる生徒は優秀に決まっています。ただ、そのテストを受けているのが中学生で、なおかつそのテストの内容が小学1年生向けだったらどうでしょうか。

 

中学生が「1+1=」などの小学1年生向けのテストをうけて、それで満点を取ることは、別段すごいことでも何でもありません。

 

この小学生のテストと同様に、もしあなたが今の職場で、褒められるばかりになったら、それは危険な状態です。その職場は、今のあなたの成長を妨げる障害となっている可能性があるからです。

 

褒められるばかりということは、課題がない状態ということです。

 

課題設定がない環境では、成長は止まってしまいます。もしくは成長した結果、自分自身にとって成長できる環境ではなくなったと、考えても良いかもしれません。

 

どちらにしろ、上司はから課題が出なくなった時点で、このままここに居続けるのは危険だと、僕は感じたのです。

 

満点を取れるのは別にスゴくない

中学生が小学1年生のテストを受けて、仮に満点をとれたとしても、何の意味もありません。テストというものは、受ける人の実力に合わせた、適切な難易度が必要なのです。簡単すぎるテストをやらせても、なんの成長にもなりません。

 

逆に、そのテストで満点を取れてることで、自分の実力に過剰に自信を持ってしまい、努力を怠ってしまうかも知れません。勉強なんてこんな簡単なのだから、勉強なんかしなくても良いや、と胃の中の蛙のようになってしまい、勉強へのモチベーションが下がってしまいます。

 

これは仕事にも同じ事が言えます。つまり、低すぎる課題というのは、無意味どころか、成長を妨げる障害になってしまうのです。ただ、テストで満点が取れることにはなんの意味もありません。

 

勉強した結果、テストで満点が取れるようになったのではなく、満点が取れるテストしか受けていないだけだからです。

 

褒められるばかりという状態になったら、もう成長の機会はやってきません。

 

しかし、会社で働いていると、こういう状態になることがあります。自分にとっては慣れ親しんだ簡単な仕事。だけど、周りにとってはよく分からない難しい仕事。

 

一見難しそうに見える仕事をやっていると、実力以上に評価されることがあります。その仕事をやっているだけで、周りや上司から評価される、ブルーオーシャン的な状況です。

 

一見居心地の良さそうな空間ですが、危険です。あなたがこういう状態になったら、異動願いを出したり、もしくは転職を考えてみるのも悪くないと思います。

 

自分を成長させるために、都内の進学校に進学する。より上位の大学を狙うために、予備校の上位クラスに移る。これと同じように、より高い目標のために、より良い環境を探して移り住む必要があります。

 

常に成長を続けたいと思うのならば、自身が成長できる環境を手に入れる必要があります。競争できる環境(課題のある場所)に身をおいたほうが、能力はよく伸びるのは当然です。

 

また、ゆるい環境に身をおいてしまうと、その中でいくら評価を積んだとしても、それはゆるい環境の中での評価にすぎないため、課題のある環境と比べて成長が遅くなることは用意に想像できます。

 

ほどほどにチャレンジする生活

重要なのは、”自分にとって適切な難易度のテスト(課題)を設定し、それを達成するための努力をするというプロセス”をやり続けるということです。

 

テストはあくまでも、そのプロセスによって得た実力を測っているにすぎません。

 

そのためにも、褒められるばかりという状態は危険です。自分にとって低すぎる課題でいくら成果を残したとしても意味がありません。TOEIC800点の人が英検2級で満点をとるようなものです。

 

(TOEIC800点の)あなたが目指すべきなのは、TOEIC990点ではないでしょうか。

 

停滞は衰退と同じです。羽ばたかなくなった鳥は一見同じ高さを飛んでいるようでも、段々と高度を下げてきます。つねに羽ばたいて、高度を上げていきましょう。

 

そのためには、常に課題を持つことが大事です。新しい仕事を覚える。成果を出すために、今の仕事のやり方を変えてみる。常に新しいこと、やったことがない事にチャレンジしましょう。

 

無理のない成長プラントとしては、仕事全体のうち、3割ぐらいがチャレンジ的な課題だと、ちょうどいい塩梅だと思います。

 

逆に、そういったチャレンジ的な課題が全くない状態になったら、転職とかを考えた方が、いいかもしれません。自分の市場価値の最大化を考えて行動することは、すごく大事です。(ただし、転職や部署の異動などは、色々なリスクが伴いますので、なかなかよく考えて実行しましょう。)

 

重要なのは、チャレンジし続けることです。