ひとつでは少なすぎる。

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目標達成のために必要なのは、それに没頭することだけだった

習い事や資格試験の勉強など、新しいコトを始める時は、誰もがわくわくすると思います。

 

ですが、思っていた以上にそれに時間がとれなかったり、上達しなかったりすると、せっかく始めたのにモチベーションが下がってきて、距離を置いてしまい、ついには辞めてしまったりしますよね。

 

 

 

僕自信、あまり要領が良くないというか、結果に結びつかないタイプなのでこういう経験はよくあります。

 

その一方で、僕と同じぐらいから始めたのに、短時間ですごく上達してしまう人もいます。

 

そういう人に嫉妬すると同時に、どうすれば彼らみたいになれるのだろうかと、考えてみたことがあります。

 

そうしたら、気づいたことが一つあります。彼らと雑談していると、その習い事だったり、勉強の話が話題に出てくるのです。彼らは、寝ても覚めてもその事について考えている。つまり、それに没頭しているのです。

 

没頭すると上達する

上手くなる人、スキルアップする人は、そうではない人より、全然たくさんの時間や労力を、それを学ぶ事に充てています。

 

勉強する時間、練習する頻度が増えれば、人は自然と上達します。何を当たり前のことを言っているのかと言われるかもしれませんが、これが短時間で上達するための秘訣だと思います。

 

受験勉強の際に、忘却曲線の話を教えてもらったことがあります。

忘却曲線 - Wikipedia

 

簡単に言うと、一回覚えただけの事柄はすぐに忘れてしまうから、二度三度繰り返し勉強しなさいという事です。新しく覚えた事柄は何もしなければ、20分後には42%、1日後には67%、6日後には75%も忘れてしまいます。

 

逆に考えると、勉強する間隔が短ければ短いほど、それが脳に保持される(=成果が出る)という風に考えられます。

 

一週間に一度しか勉強しない人よりも、毎日勉強している人のが、当然良い成績が取れるでしょう。

 

やり始めてなかなか上達しない日々は、多分どんな人でも同じです。だだ、短期間で成果を出す人は、新しく始めた勉強や習い事に対して、日々練習を欠かさず本気で打ち込みます。

 

日々の勉強や練習が積み重なると、その成果は指数関数的な伸びを見せます。

 

本気で打ち込んでいると人そうでない人との差は、始めは僅かなものかもしれませんが、時を経る毎に大きな差になります。上達したかったら、本気で打ち込むしかありません。つまり、毎日練習したり勉強することを地道に続けることが、実は素早く成果を上げるための一番の近道なのです。

 

脳をハックしてスタートダッシュする

物事を習得するために、それに没頭することには大きなメリットがあります。それは、そうでない人と比較して成果が出やすくなる事。また、それ以外にも没頭することで新しく始めた行為を脳が習慣、つまり日常的に行わないといけない行為だと認識するようになります。

 

新しく始めた物事は慣れていないこともありストレスが溜まるものです。上手くいかないとついついサボってしまいたくなるものです。しかし、脳の”恒常性維持機能(ホメオスタシス)”を利用することで、新しく始めた行為を日々の習慣だと認識すれば、そのストレスを大幅に軽減し、逆にそれをやらないことがストレスになってしまいます。

 

ホメオスタシスが働く前は、練習すること、勉強することが億劫でした。しかし、ホメオスタシスが働くことで、逆に練習しないでいると不安になったり、勉強することでリラックスするようになるのです。

 

”恒常性維持機能(ホメオスタシス)”は、実は諸刃の剣でもあります。これがあることで、人は驚異的な集中力を発揮して成果を上げることもあります。一方で、受験勉強をしなければならないにも関わらず、ついついスマホで遊んでしまったりすることもあります。

 

人の脳みそは、現状を維持しようとして、習慣化した行動を無意識のうちに取るようになります。たとえば、ボーっとしていると、特に意識していないのに、無意識のうちにタバコを吸ったり、スマホをイジったりしてしまうのがそれです。

 

新しい物事を始める際には、この恒常性維持機能が邪魔になります。いまの状態(コンフォートゾーン・リラックスした状態)を守ろうとして、新しい物事をやろうとするとストレスを感じてしまうからです。新しい物事を覚えることが難しい理由のひとつが、これになります。

 

逆にいえば、峠を超えて、脳が新しく始めた物事を、日常的な行動だと認識してくれれば、成果をぐんと伸ばすことが出来ます。それまでが、上り坂を自転車で登っているとすれば、ホメオスタシスを利用した習得は、下り坂を下っているようなものです。

 

そして、坂のてっぺんにすばやく登ることが出来る人は、新しく始めた勉強や習い事に対してしっかりと時間をつかい本気で打ち込みます。そうすることが、習得するための最短経路だと理解しているからです。初めは辛くても、段々と楽に成果が出るようになる。速く下り坂に行くためには最初が肝心だとわかっているからです。

 

習得するためには、最初のスタートダッシュが肝心です。初めたら、思いっきりそれの習得に時間と集中力を注ぎ込みましょう。それが日常的に必要なことだと、脳をハックするのです。そうすれば、今までは意識的にやらなければならなかったことを、無意識的に行うことが出来るようになり、成果がぐんと伸びることでしょう。

 

意識的に没頭する(上り坂を一生懸命漕ぐ)→脳をハックする(頂上に到達)→ホメオスタシスを利用する(下り坂をすいすい下る)→成果が上がる

 

とにかく初めは、脳をハックするためにも、新しいソレに、慣れる必要があります。

 

毎日、勉強しましょう。だらだらしていた時間を利用して練習しましょう。四六時中それについて考えましょう。とにかく、あなたの全リソースを費やして、それに没頭する。そうすることで、そうしただけの成果を、あなたは手に入れることができます。