従来通りに仕事をしていても成長はない。自分なりの仕組みづくりで効率化しよう。
人間、だれしも好みというものがあります。それは仕事も同じで、同じ仕事に対して、「楽しい、ずっとやっていたい」と言う人もいれば、「つまらない、早く代わりたい」という人もいます。
ずっと楽しい仕事ばかりなら、幸せな社会人生活かもしれませんが、そうは問屋がおろしません。個人の経験だと、好きな仕事とつまらない仕事は、だいたい半々ぐらいずつ経験しました。
「つまらない」「やる気が出ない・モチベーションが上がらない」そういった仕事は、だれにでもあります。それは、内容が苦手だったり、関わる人間関係が面倒だったりと憂鬱な理由は様々です。
僕も異動などを通して、色々な仕事をやりましたが、その全てが楽しい仕事だったわけではありません。なかには、始める前から嫌で嫌でしようがなかった仕事もあります。ただ、そういったつまらない仕事に対しても、楽しく取り組める方法があります。
仕事を自分色に染めてしまうことで、つまらない仕事も楽しく、かつ自分を成長させることが出来るようになります。
前の通りでは「成長」しない
仕事でもなんでもそうですが、上手く付き合うコツは、お互いを知っていくことです。相手事を知って、相手と自分に取っての最適な付き合いかたを探っていく、それがうまくやるコツでしょう。
好きな相手なら、ガッツリと付き合っても良いでしょう。あまり相性の良くないタイプなら、一定の距離をおいて付き合えば、互いにストレスを貯めずに、それはそれでいい関係を持つことが出来ます。
人に対するアプローチと同じように、 仕事に対するアプローチも、人それぞれに合ったやり方があります。
前任者の引き継ぎの通りにやっても、そのやり方は、 あくまでも前任者に合ったやり方でしかありません。 あなたの仕事は、あなたに合ったやり方でアプローチしていきましょう。
自分に合う「仕組み」仕事術を作る
あなたに合った、仕事のやり方があります。 その際、前のやり方を気にする必要はありません。デジタル化、システム化、外注化など方法は様々です。
今まで手書きだったのを、パソコンでの入力に変える。仕事を分割して、前工程を人に任せる。(もちろん、仕事の方法を変えた結果として、全体の負担が軽減されるのは大前提です)。マクロを組み込んで自動処理にしてしまうなど、あなたに合ったアイディアは無数にあるでしょう。
一方で、 あなたに合った仕事のやり方を探すためには、その仕事を本当に理解する必要があります。 なにも考えずに前の通りが正しいと思ってしまったり、この仕事はこうあるべき、といった独りよがりな考え方では、決してうまくいきません。
ただ、仕事を自分なりに良くしていこうと思って真面目に一生懸命に仕事に取り組めば、 自然と、仕事が理解できます。 むしろ、 自分なりの仕事術を確立して行こうと思えば、そういう過程は、避けては通れないものです。
「仕組み」の過程で一層深く理解できる
自分なりの、仕事の仕組み術を作る。そのためには、任された仕事を、本当の意味で理解する必要があります。全体のどういう部分になるのか、前工程後工程はどうなっているのか、どういう経緯から始まっているのか、そもそもこれは必要のある仕事なのか、など。
仕事を上辺だけで処理するのではなく、 そうやって任された仕事一つ一つの本質に迫っていく。
仕事の仕組み化をするために、偏見なくゼロベースで仕事を理解することで、それまでよりも、一層仕事を理解できるようになり、あなた自身も成長できる事でしょう。仕事を自分なりに、効率的に、簡単にして行こうとすると、そうやって自然と仕事を深く理解するようになります。
さいごに
仕事は、前任者のやったとおり、慣習の通りやっていれば、ある程度は成果が出ます。ただ、そうやって考えなしに、前の通りがすべてだと思って仕事を続けてしまえば、仕事もあなた自身も成長することはないでしょう。
・前の通りではなく、自分なりの仕事との付き合い方を考える。
・自分にあった「仕組み」を構築して仕事をやりやすくする。
・仕事と真面目に向き合うことで、仕事もあなたも成長していく。
前よりもよくしたい、前よりも簡単にしたい、そういう向上心が仕事を良くして、ひいては会社の業績にも関わってきます。
地道な行為ですが、一歩一歩前よりも成長していこうと前向きに進むことで、気がつけば確かな実力を手に入れられることでしょう。