ひとつでは少なすぎる。

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出来る社員になりたかったら、仕事に本気で取り組んではいけない

こんにちは、ヒロタカです。僕は20代の頃は、全力で仕事に取り組むことが出来る社員になる近道だと思っていました。残業も厭わず仕事をしました。休日にセミナーに行ったり資格の勉強などもしました。

 

 

その結果、今ではある程度仕事にも自身が付きました。

 

一方で、別のことも理解しました。

 

本当にデキる社員になりたかったら、仕事に全力で取り組んではいけないのだと。

 

自分のがんばりを周りが正確に評価することはない

僕は、仕事の能力というのは、頑張れば頑張るほど向上するものだと考えています。

 

一般的な会社員(料理人、スポーツ選手などの、資質に左右される一部の仕事)の仕事は基本的に誰にでも出来る仕事です。ただ、それを上手く出来るかどうかで「出来る社員」と「出来ない社員」に分けられます。

 

社会人なりたての人は、努力すればするほど能力が上がっていきます。上司の評価もあがり、仕事にも自信が出ます。努力が正当に評価されている時期です。

 

ただ、ある時から、急にその伸びが鈍化します。いくら努力しても成果に結びつかなくなります。

 

これは当然で、TOEICに例えると、今までは、500点から目指す850点です。そして努力の結果、850点になったあなたが次に目指したのは、850点から990点への道です。

 

どちらも今より上を目指すという意味では変わりませんが、求める質が格段に変わってきます。

 

そして何よりも重要なのが、850点だろうと990点だろうと、回りからの評価は「英語ができる人」で変わりはしないのです。

 

”自分の全力”が上司に評価されるワケではない

能力と周りの評価が一致することはありません。また、あなたの全力を上司が100%理解してくれるということもありません。

 

上司・会社に受ける仕事をする

たとえば、あなたは上司の依頼で最近の販売戦略についての提案をするように言われました。あなたは全力を持ってだれも見たことがない販売戦略を練り上げました。

 

それは、最新の市場動向を、あなたが個人的に持つ独自のネットワークで手に入れた結果、作成する事ができた企画書です。

 

それはあなたにしか作ることが出来ない芸術品でした。

 

ただ、それは上司の理解の及ばないものとなってしまい、結果として企画は会議で却下されてしまいました。

 

仕事は芸術品ではない

これは、あなたの練りに練った考えを、あなたのこだわり、偏見と捉えられてしまったのが原因です。

 

あなたの考えが正しいか正しくないかではなく、あなたの考え方を一般の人に理解させることができなかったのが原因となります。

 

仕事は芸術品ではありません。

 

自分さえ理解していれば良いとはいかず、上司・会社の理解の及ぶレベルの仕事をすることが重要です。

 

七割出来の仕事が人に刺さる

そのためには、全力で仕事をしてはいけません。7割の出来がいい所でしょう。

 

そして、あなたに求められるのは、その七割出来の仕事を、他の人よりも速く、圧倒的ローコストで仕上げる事です。

低燃費の運転が、長く勤める秘訣

車は60キロまで加速して、その後は60キロ前後で走り続けるのが1番燃費良く走る事が出来ます。

 

良くできる会社員は、この時速60キロを目指して働きます。


MAX時速100キロまで出せるようにしよう

だらだら仕事をしているだけでは、時速60キロの仕事はできません。

 

社会人になったばかりでは、全力でやっても時速30キロがせいぜい。

 

そこから仕事に慣れてきて、時速60キロまで出せるようになって、やっと半分です。


そこから頑張って時速100キロまで出せるようになりましょう。

 

余力がよりより仕事を作る

本当は100キロ出せるのに、あえて60キロの仕事をする。

 

こういう余裕があると、

 

・余裕があるためミスをし辛くなる。

 

・緊急の仕事が入ったときのバッファが出来る。

 

の2つのメリットが出てきます。

 

余裕があると、新しいことにも打ち込む事ができるようになります。

 

ひとつのことに打ち込み過ぎずに、常に余裕を持って新たな事に取り組んでいく。

 

こういうサイクルを続けられるようの頑張りましょう。

 

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