ひとつでは少なすぎる。

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革靴の手入れの基本とまとめ、月一回の簡単メンテナンスのやり方


こんにちは、ヒロタカです。僕の社会人になってからの習慣の1つに、革靴の手入れがあります。

 

 

革靴は社会人生活に必要不可欠な道具です。足元を見られるという言葉通り、靴は服以上にその人の性格や人格が現れると言います。いい靴を履いたからと言って急に仕事が出来るようになるわけではありませんが、革靴が石畳をコツコツと叩く音にはなんとも言えない満足感を覚えたりします。

 

いい靴は人を成長させると言いますが、いい靴をいい靴のままでいさせるためには定期的なメンテナンス、靴の手入れが必要です。手入れもしない革靴は、どんどんみずほらしくなって男を下げてしまいます。

 

ここでは、簡単な靴の手入れの方法を説明します。手入れの仕方、メンテナンスの頻度、必要な道具など。簡単な手入れをするだけで驚くほど靴は長持ちします。

 

使い込んだ革靴には、新品には真似出来ない”味”が出てきます。世界に一足、あなただけの革靴を目指してみませんか。

 

ポイントは3つ。メンテナンスの頻度、手入れに必要な道具、簡単で効果的な磨き方。

 

1.どれぐらいの頻度でやればよいのか?

本格的な手入れは月一回で十分

靴のメンテナンスの頻度については諸説あります。

 

毎週磨く派の人もいれば半年に一回で良いという人もいます。どれが正しいかの結論はまだ出ていません。

 

僕個人の感覚だと、靴紐を外して靴クリームを塗るようなメンテナンスは月一回で大丈夫です。正初めは毎週末磨いていたのですが、二週に一回、一ヶ月に一回、二ヶ月に一回まで行って最終的に月に一回。最後の土曜日に磨くようになりました。

 

何年かは毎週磨いていたのですが、日本橋のリペアショップで感覚が短すぎても靴のクリームが重ね塗りになってしまうので良くない、と注意されたので今では月一回にしています。

 

一週間、二週間と期間を伸ばしてみたのですが、二ヶ月に一度にした時に、革靴の表面が乾いている感覚があったので、月に一回ぐらいが適当かなと思っています。

 

脱いだあとのホコリとりが長持ちさせる秘訣

逆に、靴を使用した後は、軽くブラシで革靴を磨いてあげましょう。

 

表面についたホコリや汚れを落とすだけでも十分なメンテナンスになります。一日あなたと一緒にいてくれた革靴、あなたが疲れているのと同じくらい革靴も疲弊しています。

 

軽くブラッシングしてホコリ取りと表面のクリームを平らにならす。そしてシューキーパーを入れて休ませてあげる。シューキーパーを入れないと革靴の水分が抜ける時に革が反り返ってしまいます。餃子靴と俗に言われるこの状態を防ぐためにはシューキーパーで形を保持してあげる必要があります。

 

こういう足型みたいなものです。これで革靴の型崩れを防止します。プラシチック製と木製のシューキーパーがありますが、木製の方が靴がすった汗などを吸い取ってくれます。オススメはレッドシダーで作られたシューキーパー。シダーの良い香りで靴についた汗などの匂いを脱臭してくれます。

 

 

靴は最低三足は欲しいですね。2日間休ませると靴が吸った汗も乾燥します。逆に毎日同じ靴にすると汗が乾く暇も無いので段々と靴から嫌な匂いがしたりカビが生えたりします。長く愛用するためにもしっかり休ませてあげましょう。

2.どういう風に磨けば良いのか?【動画付き】

靴の磨き方は、文章で説明するのも難しいので動画を見ていただきたいと思います。

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こちらの動画は靴の磨き方の手順を良く説明されていておすすめです。初めての方はこちらも見ながら靴磨きをやると良いでしょう。特にコバの部分を丁寧に磨いているのが好印象です。

 

コバは甲皮と底側を縫い合わせている部分のことです。目立たない部分ですが、溝状になっているため良く汚れが溜まりやすい場所です。個々をキレイにするかしないかで革靴の保ちが全然違いますので、実際に手入れをする際には丁寧にやってあげましょう。

 

動画の補足説明

革靴の手入れの手順を補足しながら説明しますと、

 

1.靴紐を外す
 動画は外してませんが、磨きづらいので出来たら外して下さい

 

2.表面をブラッシングしてホコリを取る(使用:馬毛のブラシ)
 馬毛のブラシで表面を力をこめずにブラッシングして下さい。またコバの部分を磨く際に、使い古した歯ブラシを使うのも良いです。硬めだと傷つけてしまうので、やわらかめ~普通の歯ブラシが良いです。

 

3.布で汚れを落とす
 動画では、固く絞った濡れ雑巾ですが、僕は、汚れだけでなく、油性の靴クリームを取り除くためにも革靴用クリーナーと布切れを使用するのをおすすめします。

 

4.靴クリームを全体に塗る
 ブラシでも布でも構いませんが、均等に塗りつけるのでしたら布切れ(僕は着古したTシャツやYシャツを再利用しています)に米粒1~2粒分のクリームを付けて伸ばしましたほうがむらなく濡れる気がします。布切れにクリームを塗る前に水を一滴、布切れに付けると伸びが良くなります。

 

5.放置して靴にクリームをなじませる
 動画では3~4分となっていますが、30分以上放置するのをおすすめします。塗った時の熱で溶けたクリームがしっかりと靴に馴染むためにはそれぐらいの時間が必要です。

 

6.表面をブラッシングして余分なクリームを取り除く(使用:豚毛のブラシ&布切れ)
 豚毛のブラシを使って、余分なクリームを取り除きましょう。また表面を輝かせるために布で磨いています。この際には布切れも良いですが、女性用の使い古したストッキングやタイツがきめ細かいのでグッドです。ストッキングなどは糸も細く網目も細かいので、もし恋人などからもらえるのなら是非貰いましょう。

 

もし三足ローテーションでしたら、全部で一時間といったところでしょうか。休憩が30分入るので実働は30分ぐらいですね。

 

また、こちらの人はプロの方でしょうか。磨き方が様になっていてかっこいいです。

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3.どんな道具が必要なのか?

 

必要最低限買い揃えるのなら、

 

・馬毛のブラシ

・豚毛のブラシ

 

・革靴用クリーナー

 

・靴の色に合った靴クリーム

 

の4つが必要です。だいたい全部ロフトや東急ハンズには置いてあります。あとはデパートの紳士靴売り場のレジの近くとかにも置いてありますのね。これに後は家のある布切れがあれば道具はすべて揃います。

 

ブラシは手に持ってサイズ感が良いものにしましょう。小さすぎると無駄に力が入ってしまい非効率です。そんなに買い換えるものでもないので良いものを買ったほうが長持ちしておすすめです。

 

靴クリームは、個人的にはMr.モウブレイやサフィール(SAHPIR)が好きですね。安価な割に質が良い気がします。サフィールはビーズワックスなので塗った後にすごく輝きます。

4.まとめ

 

内容をまとめると

 

1.本格的なメンテナンスの頻度は月に一回、履いた後はブラッシングでホコリ取り。

2.手入れの仕方は動画を見ながら。三足で実働30分ぐらい。

3.道具は一度買い揃えたら終わりなので、せっかくなら良いものを買おう。靴クリームは消耗品だからコスパの良いものを買おう。

 

お手入れは、月の最後の土曜日など、予め予定に入れておくと忘れにくいです。ラジオを聞きながら靴の手入れを無心でやっているとリラックスすると共に、一月一緒に頑張ってきた革靴に対しての愛着が出てきます。

 

新品のおろしたての靴も悪くないですが、自分で磨いてピカピカになった革靴は新品以上の価値があります。靴と一緒に男も磨けるように頑張りましょう。

 

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