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【新入社員・就活生向】コスパ最高のおすすめな革靴をまとめてみた

こんにちは、ヒロタカです。会社に就職や就職活動をするにあたって、初めて革靴を買う、という人は少なくないでしょう。そんな人の参考になるように初心者向けのコスパの良い革靴をまとめてみました。

 

 

 

はじめに

ファッションとして革靴を履いたことはあるかもしれません。でも社会人経験が無いと、労働の為の靴、ビジネスシューズとして革靴を選んだことは少ないでしょう。

 

働いてある程度すると、ビジネスシューズとしての革靴には、どういうものが適当なのかわかるようになります。ビジネスシューズのルール、どういう靴が合うのかを見るセンスが磨かれるためにも、初めの一足はフォーマルかつスタンダードな一足を選びましょう。

 

初めの、なにもわからないうちから高い靴、個性的な靴を履いてもただダサいかっこ悪いだけ。スタンダードな靴を履きこなして、そこから自分の個性を出すようにしましょう。

 

革靴の選び方

靴選びは、なによりもフィッティング(履き心地)が大事です。

 

値段よりも見た目よりも、自分が履いて気分が良い、ストレスがないと思えるものが一番。

 

だからといって、店にある靴をすべて試履なんてのは無茶です。

 

試履をする前に、どういう店に行き、どういう靴を、どういう状態で試すのが適当なのかを知っておきましょう。

 

革靴はちゃんとしたメーカーのものを選ぼう

就活だと、量販店でスーツを買う時に革靴も一緒に買ってしまいますが、それは止めましょう。量販店はスーツの専門家ですが、革靴の専門家はありません。

 

もちはもち屋。革靴はきちんとした靴メーカーのものを購入しましょう。

 

革靴を専門にしているメーカーは、ただ靴を作っているのではありません。現代の人に会う靴を探して、日々研究開発を行っているのです。

 

ただ昔の通り作られているような靴ではなく、最新の研究成果で作られた革靴を選びましょう。また、専門メーカーの場合は自社で修理工房を持っていることが多いので、靴が傷ついても修理することで長く使うことが出来ます。

 

コストパフォーマンスで考えると、国産靴メーカーのスコッチグレインとリーガルがおすすめです。

 

国産メーカの中でも、スタンダードかつコストパフォーマンスに優れた良い靴をたくさん作っています。専門の修理工房もあります。

 

試履をするなら路面店もありますが、両方を試したいなら百貨店の紳士靴売り場に行きましょう。両方の靴を試してみることが出来ます。

 

グッドイヤーウェルト製法の良さ

革靴は、底革(ソール)と甲革(アッパー)を貼り合わせることで出来上がっています。この貼り合わせをする際に、セメントで接着する方法と紐で縫い合わせる方法があります。

 

グッドイヤーウェルト製法は紐で縫い合わせる方法のひとつ。

 

グッドイヤーウェルトの良いところは、底革の張替えができる所です。底革は常に地面との接触で削れていくので、段々と薄くなってきます。

 

その際にグッドイヤーウェルト製法なら底側の張り替えをすることができるので、履き慣れた靴を長く愛用することが出来ます。

 

特に、グッドイヤーウェルト製法は、他の紐で縫い合わせる手法の中でも一番の頑丈さを誇ります。

 

スコッチグレインはそこに注力していて、自社の靴をすべてグッドイヤーウェルト製法で作っています。

 

靴の形によるフォーマル度の違い

ビジネスシューズのフォーマルの条件としては、

 

・靴紐のある黒の短靴
・内羽根式(バルモラル)
・ストレートチップ、プレーントゥなどのデザイン


フォーマルな革靴としてよく挙げられるのは、内羽式のストレートチップ。これなら、ビジネスから冠婚葬祭までどこにでも行く事ができます。

 

一足目ならストレートチップを揃えましょう。

 

その後の二足目三足目で、プレーントゥ、ウィングチップなどのフォーマル度の高い順番にデザインを選択していくのが良いでしょう。

 

就活生向けの革靴(最初の一足はコレがおすすめ)

2726BL(SCOTCH GRAIN)

スコッチグレイン シャインオアレイン3 ストレートチップ ブラック (SCOTCHGRAIN SHINE or RAIN 3 2726 BL)
by カエレバ

 

シャインオアレインⅢ。デザインは正統派のストレートチップ。雨天でも履けるゴム底。張替えの出来るグッドイヤーウェルト製法。まさに、どこに行っても恥ずかしくない一足です。

 

本来だったら雨には雨用の靴を買うのが長い目からすれば正解です。ただ、余裕のない時期なので、就活向けに一足しか革靴を買わないのでしたら、こちらを選びましょう。

 

グッドイヤーウェルト製法なので、就職後にはソールを革に張替えて正統派のストレートチップとして流用することも出来ます。

 

どの革靴が良いか分からない、そういう初心者の方でしたらまずはコレを検討して下さい。

 

また、雨天用の靴を別に買うという初めからこだわる方には、こちらのセットはどうでしょうか。

 

3526BL(SCOTCH GRAIN)

[スコッチグレイン] SCOTCH GRAIN 内羽根ストレートチップ パーフォレーション 0500756 B/B(ブラック/24)
by カエレバ

 

国産カーフ(子牛の革)を使用したストレートチップ。ソールには滑り止めにゴムを中央に配置した本革を使用しています。ステッチが効いたデザインが美しいですね。

 

KN40AE(KENFORD)

KN40AE【KENFORD】ケンフォード ポインテッド・ラウンドトウのプレーントウ【 2017年春夏新商品 】
by カエレバ

 

リーガルの弟分ブランドであるケンフォードは、リーガル社が、より安価に革靴を提供できないかと目的のもとにつくったブランドです。

 

事実、販売価格はリーガルよりも一万円近く安いのが相場。
デザインはリーガルとほぼ同じです。違うのは製法。

 

こちらはセメンテッド(セメント接着)製法で制作されています。セメンテッド製法は、甲革と底革の接着方法のひとつ。グッドイヤーウェルト製法なら糸で縫い合わせるそこをセメンテッド製法はセメントで接着させています。

 

手間がかかっていない分だけ値段が安くなっているのです。

 

ただ、グッドイヤーウェルト製法だと、どれだけ丁寧に撥水処理をしていても、縫い目から雨が吸い込まれてしまいます。一方で、セメンテッドだと縫い目が無いので、雨が靴底から吸い込まれることはありません。

雨の日にセメンテッド製法の靴を履くのは、合理的な選択です。

 

また、靴底にはアウトドアシューズでも有名なビブラムソールを使っているので、雨の日でも靴のグリップが落ちず、底が革の靴と違って雨で滑る、ということがないのもメリットのひとつです。

 

オールラウンダーな一足を選ぶのか、好天雨天それぞれに特化した二足のローテーションを組むのか。どちらが良いでしょうか。

 

新入社員向けの革靴(二三足目を買い足す時)

就職活動を終えたのなら、最低限ストレートチップの靴は持ってるでしょう。ただ、靴を長持ちさせたかったら最低三足でローテーションを組みましょう。

 

人が履いた靴にはコップ一杯分の汗が染み込みます。染み込んだ汗が抜けるまでに丸一日、そして歩いたことで変形した靴が元の形に戻るのに一日。計2日は、靴を休ませることが必要です。


なので、ここからローテーション向けに三足になるよう二足買い足しましょう。もし余裕があるのなら、それとは別に、もう一足、雨専用の靴も持っていると、より靴が長持ちします。

 

3520BL(SCOTCH GRAIN)

スコッチグレイン アシュランス セミブローグ ブラック (SCOTCHGRAIN ASHLANCE 3520 BL)
by カエレバ

 

上記のストレートチップのセミブローグデザインです。セミブローグとは穴飾りのことです。縫い目にある穴飾りのことをブローグといいます。

 

ブローグが一文字に入っているものをセミブローグ、Wの形で入っているものをフルブローグ、もしくは鳥が翼を広げているのをイメージしてウィングチップといいます。

 

アッパーにあるメダリオンとブローグで、フォーマルなデザインながら適度なオシャレ感がでています。

 

057FSF(SHETLANDFOX)

www.shoes-street.jp

シェットランドフォックスは、1982年にデビューした、リーガルの上位ブランドです。
永くは履ける大人のための靴を目指した流行のとらわれない普遍の靴です。

 

プレーントゥなら外羽根式が一般的ですが、それだと面白くありません。ここはあえて内羽根式で攻めてみましょう。

 

どうですか、内羽根式+プレーントゥというフォーマル感の高い構成にも関わらず、ここまでセクシーな靴になっています。

 

一枚革で作られているアッパーが見事な美しさを表現しています。

 

さいごに、関連記事

ということで就活生、新入社員の方におすすめのビジネスシューズを紹介させていただきました。

 

ポイントとしては、

 

・靴を買うならスーツ量販店でなく、靴専門のメーカーで買おう。
・グッドイヤーウェルト製法ならソールの張り替えが出来て永く使える。
・セメンテッド製法の靴は雨用に一足あるとうれしい。
・一足目は黒のストレートチップを選ぼう
・二足目三足目はプレーントゥ、セミブローグを選ぼう
・ブランドとしては、スコッチグレインとリーガル(関連ブランド含む)が日本人の脚に合う靴を作っている。コスパも良い。

 

となります。

 

グッドイヤーウェルト製法は、マッケイなどの製法と比較するとかなり堅いです、永く使える反面、足に馴染むまでは時間が掛かります。

 

しかし、馴染んだ時の履きごこちは、足と靴が一体化している感覚になります。この感覚を覚えると、新しい一足を下ろすのが面倒になり、同じ靴をずっと履き続けたくなる。

 

靴は良いものを修理しながら使うのが一番コストパーフォーマンスに優れていまう。コロコロと靴を変えてしまうと、靴の良さを知る前に別れてしまうこともあります。

 

日常を共にする相棒と思って、自分の生活を支えてくれる協力者だと思って、真剣に選びましょう。

 

もしよければ、こちらの記事で、相棒の手入れの仕方を覚えましょう。

 

www.too-little.com

 

永く履いた黒靴は、時間とともに色が濃い緑色になると言われています。
そこまで履き込んでみたいものです。