ひとつでは少なすぎる。

趣味と嫁のために社畜生活頑張ってます。趣味と仕事が中心の雑記ブログ。

目標や課題を確実に達成出来る超基礎的なテクニック

働き続けて10年も経つとだんだんと仕事に自信がついてくると思います。しかし、それで満足して今のままで良いと思ってしまっては、後ろから来るフレッシュかつ優秀な後輩にすぐに追い抜かれてしまうでしょう。

 

僕自身、今の仕事に対してはある程度の自信を持っており、それは今まで一生懸命仕事に打ち込んできたからだと思っています。それと同時に、今の能力のままで一生を安心して過ごしていけるなんてことは、まず難しいと僕は思っています。

 

 

今現在、僕の会社でも70歳まで働いている人がいますが、これから到来するであろう超高齢化社会では、それ以上の年齢まで働く必要が出てくることは簡単に想像できます。そうなると、若い頃に習い覚えたスキルだけで、一生安泰なんて事はまずありえないでしょう。

 

 

AIなどに代表される技術革新によって、今後無くなる職種もあることでしょう。特に、経理などの事務関係はAIによってなくなる仕事も多そうです。そういった時代の波に流されて、”使えない人材”にならないためには、日々研鑽を怠らずに勉強・訓練を続けることしか無いと思っています。

 

学生や新入社員だった頃と違って、新しいスキルを覚えるためにしっかりと学習時間を確保することは出来ません。そうなると、短い時間で確実にスキルを積んでいく必要が出てくると思います。目標とするスキルを確実に手に入れるために僕が行っている、基本的ですが確実に効果があるテクニックを紹介しようと思います。

 

目標を達成できるレベルまで分解する

ちょっと前の話になりますが、羽生結弦選手が金メダルを手に入れた2018年平昌オリンピック男子フィギュアスケート、フリープログラム開催前日のテレビ番組のことです。詳しい内容は覚えていませんが、解説の方が翌日のフリープログラムの羽生選手を初めとした各選手の演技構成の予想をしていました。

 

そこでは、各選手の今現在出来る技の中から、演技構成を予想していました。

 

ドラマや漫画のスポーツの試合なんかだと、本番前日まで出来なかったワザなんかが成功して逆転勝利、なんてこともありますが、現実のスポーツではありえないことなのです。出来ることを組み合わせて勝負するのが、本当のスポーツの試合です。

 

「難題は分割せよ」とデカルトは言いました。どんな目標でも共通することで大きな目標を達成したければ、小さくても良いので出来ることを少しづつ積み重ねていくのが大事になります。となると、ある目標を達成したければ、まずは課題を本人の達成可能レベルまで分解する事が大事になります。

 

・達成したい目標=課題1×課題2×課題3……

 

たとえば、TOEIC400点の人が、TOEIC800点を目標にしたからといっていきなり「必ず取れる!TOEIC800点」みたいな参考書を読んでも、内容が高度すぎて理解できるはずがありません。まずは基礎的な参考書(500点突破や中高の英文法の参考書など)を勉強することだと考えることが出来ます。

 

また、800点以上を突破するためには、対TOEIC対策といったテクニック的な内容が増えてくるはずです。そうなると、そういった参考書を理解できるようになるためにも、まずは(テクニックで500点600点を突破するようなテキストではなくて)基礎的英語力が向上する参考書を勉強するべきだと考えられます。

 

TOEICを題材にしたのは、TOEICで高得点をとる為の参考書やノウハウが、インターネット上に豊富に転がっているからですが、例えば僕の趣味のサックスでも、吹きこなすのが難しい速いパッセージなどは、「速度を落としてゆっくり練習する」「運指を分割して少しづつ攻略していく」などで自分に出来ることを少しつづ増やしていくことが、上達するための基本になっています。

 

超基礎的な話になりますが、理解していないものを出来るようになる、なんてことはありえません。目標までの課題を設定する際に、自分に理解できる/達成する事が出来るレベルまで分解しましょう。逆に言えば、目標や課題を自分にできるレベルまで分割できれば、目標を達成することは必ず出来ます。

 

出来ることしか、人は出来ない

目標を達成出来ない場合にありがちな原因としては、目標設定の際に焦点をぼかしてしまっている事が上げれます。TOEICの例でも、職場のみんなが800点を目標にしているから、自分も800点を目指すというのであれば、それは確実に目標設定を間違っています。

 

そうやって目標の焦点を自分ではなく、周りの環境に委ねてしまうことは失敗の確実な温床になります。自分が達成したい目標と、自分が現時点で(期限までに)達成できる目標の交差点こそが、今現在のあなたが目指すべき目標と言えるでしょう。

 

もちろん最終的な目標を800点、いや満点に設定することは問題ありません。ただ、今現在の実力で800点を目標にする職場のみんなと、TOEIC400点の人では、800点という同じ目標を達成するまでには必要なステップ数の差があります。

 

大体の人は、身の丈に合わない目標を立ててしまいがちですが、それこそが失敗の最大の原因になります。周囲の評価ではなく、着実に自分が習得できる目標であることを第一に考えて目標設定をすることが大事だと、そう考えることが大事です。

 

周囲の評価ではなく、自分の修得出来るかどうかを第一に考えましょう。