こんにちは、ヒロタカです。僕が就職活動をしたのはもう10年も前のことになります。
当時はリーマンショックの直前で、世間的にも売り手市場と言われていました。そのお陰なのか僕も今の企業に無事就職することが出来、今は見事に社畜と化しています。このブログで結構グチグチと会社の愚痴を言ってしまっていますが、まあ本当に好きの反対は無関心とも言いますし、色々と愚痴を言うくらいには僕は今の会社は好きです。
さて、毎年弊社にも一定数の新入社員が入ってきますが、割りとポロポロと止めていきます。年によってまちまちですが、だいたい2~3割でしょうか。証券金融の戦闘民族の方々と比較するとぬるくて申し訳ないくらいです。とは言え全体平均ぐらいは会社を去っていきます。やめる理由は色々あるようで、職場(社風)が合わない、仕事が(つまらなくて)気に入らない、結婚します!相手が遠方なので辞めて引っ越します!など様々です。あなたの人生だから、あなたの好きなように生きてくださいといって送り出すのですが、やっぱりもったいないと思ったりします。もったいないのは、なぜ辞める事になる会社に、わざわざ入ってしまい20代の貴重な時間を過ごしてしまったのか。という点です。
確かに、学生から社会人になる場合に、社会の事なんか全くわからないと思います。その結果、入った会社がイメージと違ってしまい、そのギャップに苦しんだ結果辞表を出すと言うこともあると思います。ですが、まず想像してもらいたいのが、誰かが作った会社があなたに100%フィットすることなんかあるはずがないことです。
あなたがマルイの服屋に行って気に入った服を試着してみた時、「……実際に着てみたら、ちょっとお腹周りが合わないなあ」とあなたが思ったとします。その時の選択肢って2つしかありませんよね。
1.我慢して着る(体型を服に合わせる派)
2.諦めて別の服を買う(そこまでこだわらない派)
服の試着に例えるのもどうかと思ったのですが、こうやって衣類でも一度肌に通せば自分に合うか合わないかが分かるわけです。そして基本的に自分にピタリとフィットする企業は無いと考えたほうが良いでしょう。そしてその時に1と2のどちらにするのかを就活を行う前に考えて見てほしいのです。そして合わなかったら買わずに帰ると言うことも出来るわけです。大丈夫です。会社の採用担当とマルイの店員だったら、断言します。マルイの店員の方が強い。マルイの店員を退けられるのなら採用担当なんか怖くありません。
逆に、無理して着続けているを選んでもそれはOKです。
「若干合わないかもしれない。でも、自分が憧れている職業だから、自分の夢のために頑張るんだ」
大変立派だと思います。安心してください。人間は慣れる生き物なので、生理的な嫌悪感を持たない会社だったら大抵の企業に馴染むことが出来ます。
大変なのは、自分が2の(諦めて別の服を買う)人間なのに、せっかく選んでもらったから、採用担当に悪いからという他人のために我慢して就職してしまうことです。他人のために就職して他人のために頑張って、結局辞めてしまっては、退職した時にあなたの中に残るものは何もありません。自分の人生の節目です。もっと自分勝手に、ワガママに就職活動をしてください。