ひとつでは少なすぎる。

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意外と知らない人多いけど、最低限抑えておきたいスーツのルール

こんにちは、ヒロタカです。スーツって毎日着るものですけど、意外とちゃんとした着方を知らない人って多い気がします。

 

 

IT関係の企業はジーンズにTシャツで仕事している人が多い印象がありますが、まだまだ多くの人はスーツスタイルで働いていることでしょう。ベンチャー企業もスーツ着用の方が多い気がします。まあ、よく考えたらベンチャー企業も得意先ありきのはずなので業界ががスーツスタイルなら合わせますよね。

 

となると会社勤めの人、これからオフィスで働き始める人は大体スーツを着て社会人生活を過ごすわけですが、その中でスーツの着こなし方を分かっている人は本当に少ない。まだ働き始めて間もないならしょうがないなあで済まされますが、誰にも言われないからそれで良いんだと間違った着こなしを覚えてしまい、そしてそのまま何年も何十年も同じ着かたをすると最悪です。

 

服装の着こなしは割りとプライベートなことなのであまり親しい人以外は指摘してこないでしょう。となると会社の先輩などがスーツのルールを知らない場合はそれを指摘できる人がいなくなります。そうなると取引先の人や社内で服装の着方に詳しい人からの信頼度は下がります。どれだけイケメンの人でも、常に鼻水を垂らしていたらもてませんよね。これと同じで、どれだけ仕事を一生懸命やったとしてもスーツをキチンと着ることが出来ない人とみなされればあなたの評価は一気に下がることでしょう。そうならないためにはある程度スーツの着こなしに関して勉強する必要があります。細菌はスーツの着こなしを書いた指導書や服の着方を題材にしたマンガなども出版されているので是非そちらで勉強するべきでしょう。

 

下の書籍は、イラストもたくさん使われているのでわかりやすくおすすめです。

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今回は、とりあえず最低限これだけは守って欲しいと思うスーツスタイルのルールを書こうと思います。これはやれば得をするという意味合いのものではないですが、これだったら減点を避けるという消極的かつ最低限のルールです。むしろこれが出来ていなかったら社会人止めたほうがいいレベル、人の目の毒になるレベルでしょう。


ベルトは5つの穴の真ん中で留める。

スーツスタイルで欠かせないのがベルトです。本当はサスペンダーの方が縦線が重視されるしお腹を圧迫もしないので良いことずくめなのですが、今ではベルトがその手軽さから一般的になっています。

 

ベルトの留め方としては、まず使う穴は真ん中の穴を使いましょう。ビジネス用のベルトは通常穴が5つ開いています。(・・・・・←こんな感じ)その中で基準になるのは真ん中の穴です(・・●・・←この●の箇所を使う)。

 

真ん中の穴を使うようにベルトの長さを調整しましょう。調整する、ということはつまりベルトの長さを切って調整するということなので切って長さを調整できるベルトを購入しましょう。たまに長さの調節が出来ないベルトがありますが、そういうベルトの場合はファッションベルトかもしくは長さ自体が複数ある場合がありますが、どちらにしろ自身の体型が変わった場合に調整が効かなくなるのでビジネス用のネクタイとしては論外です。

 

真ん中の穴に留めるように調整したら後はバックルとYシャツの線を合わせるようにバックルの位置を調整スレばオッケーです。縦線がつながって身体がスマートに見えます。これを知らないで、長いベルトを錐なんかで無理やり穴を空けて垂れ下げている社会人をたまに見かけますがダサいのでまじでヤメてほしいです。目に毒。

 

ベルト・ビジネスシューズ・財布の色は揃える

たまに茶色の靴を履いている人を見かけます。元々茶靴はカントリー用です。山などで狩猟の時、つまりレジャーで使う為の靴なのでビジネスにはあまり好ましくないのですが、最近はそのへんのルールも曖昧になってきています。個人的にはオフィスで働いている女性が、髪の色を茶色に染めるのが問題にならないのだから、茶靴ぐらいは大した問題ではないだろうと思っています。ただ、ダサいなあと思うのがビジネスシューズは茶色なのにベルトの色が黒、財布の色も黒といった場合です。

 

服装の色味は少なくするほどフォーマルな感じになります。特に男性のスーツスタイルでは色味を少なくすることが求められるのでベルト、ビジネスシューズ、財布の色は揃えたほうがよりスマートに見えるでしょう。もし茶色のビジネスシューズを履きたいのならベルトと財布も同じ色で揃えることをおすすめします。ただ、茶色は色合いが様々なので全く同じ色味でベルトなどの3点を揃えるのは難しいかもしれません。その点黒は揃えやすいので、黒一色で揃えたしまったほうが簡単でしょう。

 

ネクタイの柄の意味に気をつける

ネクタイは軍隊の所属を表すことに使われてきました。元々は防寒防風目的で、シャツの合わせから風が吹き込むのを防ぐ事を目的にしていたと思いますが段々とその意味合いも薄れきて現在の形になっています。われわれ日本人ではネクタイは社会人になってから着けるものですが、スーツスタイル発祥の欧米では会社や学校の所属を表すアイテムとして長らく使われてきています。特にレジメンタルストライプには柄ひとつとっても様々な意味合い(例、大学の卒業生が着ける柄は~)があります。

 

あなたがイギリスのフォーマルなパーティーなどで、黒地に黄色のレジメンタルタイを締めていたら「オクスフォード大出身?学歴をひけらかす嫌な奴だな..しかもこの場にレジメンタルタイを締めてくるなんて常識がない奴だ」なんて思われる可能性もあります。

レジメンタルストライプのネクタイは誤解を招く!? | 男前研究所

 

普段のビジネスはともかく、フォーマルな場や重要な打ち合わせではレジメンタルストライプをするのは止めた方が良いでしょう。また、ネクタイの柄は、小紋>無地>レジメンタル>他でフォーマル度が変わりますので、フォーマルな席では小紋や無地を選ぶのが無難でしょう。

 

ただ、レジメンタルストライプでも、左上から右下に流れる米国式は別です。通常のレジメンタルストライプ(ストライプが右上から左下に流れる)は所属を表す目的がありますが、逆向きの米国式はまさにその正反対の意味合い、どこの所属でもありません。ということを表現します。もしどうしてもレジメンタルストライプ柄が巻きたい場合は米国式のネクタイを締めると良いでしょう。

 

さいごに

「服装で判断される」なんてくだらない、と思う人の気持ちもわかりますが、同時に「服装ぐらいで評価が上がる」のなら最低限の身だしなみを整えることの意義もあるのではないでしょうか。特に今回の3つのポイントは分かっているようで意外と見落としている人が多い箇所です。

 

・ベルトとの止める位置は真ん中。要長さ調整
・ベルト・ビジネスシューズ・財布の色を揃える。黒が簡単。
・ネクタイの柄には意味がある。レジメンタルストライプは避けろ

 

この3つを守れるか守れないかで随分と見る人の評価が変わるでしょう。分からない人はわからないでしょうが、分かる人には分かるポイントです。

 

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