こんにちは、ヒロタカです。
サックスはソロから大規模アンサンブルまで様々な形式で演奏されます。
その中で僕が吹きたいなあと思っているサックスの曲を5つ紹介しようと思います。
彼方の光(村松崇)
元々は合唱曲として作曲された曲です。
サクソフォン用に編曲され、四重奏・六重奏など様々な形態があります。
NHKドラマ「氷壁」の主題歌に使われていたので、
聴いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
少年合唱団独特の透明感のある響きをサクソフォンの柔らかい音色で
表現するのが醍醐味です。
プロヴァンスの風景(モーリス)
フランスの女性作曲家モーリスによるサックスのために書かれた曲です。
プロヴァンスとは、フランスの南東部にある地方。
海と山に囲まれた美しい地域のようで、
この曲はそれをイメージしているのかもしれません。
中高生のコンクールでよく吹かれると思いますが、
全5楽章で演奏時間が10分を超えるため、
1楽章(若い娘たちのファランドール)のみ
2楽章(いとしい人への歌)&3楽章(ジプシーの女)
などで演奏されているイメージがあります。
むかし、ジャン=イブ=フルモー氏の同名のCDを買おうとしたら
プレミア価格で2万円以上していたのを覚えています。
遊戯「家族ゲームより」(本田俊之)
嵐の櫻井翔さん主演のテレビドラマ「家族ゲーム」のオープニングで
使われていた曲です。
ドラマの劇中歌が全てサックスで演奏されているという珍しい構成ですが、
音楽を担当されているのが、映画「マルサの女」でも有名な
サックス奏者の本多俊之氏ですから納得です。
五重奏曲で、各パートごとに見せ場があるのが楽しいですね。
ブエノスアイレスの春(A・ピアソラ)
タンゴの革命児、ピアソラの曲になります。
同じくブエノスアレスと付く曲は夏・秋・冬とありますが、
シリーズではない個々の曲のようで。
冒頭のソロから始まり、アルト、ソプラノと段々と音が重なっていくのが
楽しそうで、こういった掛け合いもいいですね。
ホールの効果もよく使っていて美しい響きが出ています。
アルト・サクソフォーンと11の楽器のための室内小協奏曲(イベール)
俗にイベールというと、この曲を指します。
クラシックサックスソロ曲のなかで最も有名な曲ではないでしょうか。
シガード・ラッシャーのために書かれたのにも関わらず、先に演奏したのは
マルセル・ミュールというなんとも複雑な経緯のある曲です。
サックス吹きならいつかは吹きたい名曲中の名曲でしょう。
ただ、最近だと高校生がコンクールなんかで普通に吹いてるので驚きます。
最近のサックス吹きの水準の上がり方は凄まじいですね。
僕も見習ってがんばろうと。